ジャック・ランスロ追悼 | タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

タケさんのブログ クラシック時々ポピュラー&グルメ、観光

クラシックを中心に、ポピュラーや民族音楽なども(少し)紹介してます。
レアなものや変わったものも多いので、良ければ見てやってください。

 2月7日、20世紀フランスを代表するクラリネッティスト、ジャックランスロが亡くなった。1920年生まれだから最盛期は、やはり20世紀の真ん中あたりと言うことになる。当時、フランスのクラリネットと言えば、迷わず、ランスロだった。ウィーンのプリンツ、ベルリンのライスター、そしてフランスのランスロと言う存在だった。独特のチリメン・ヴィヴラートが特徴で、実はそれが、あまり気に入らず、聴く機会は少なかったが、FMでリサイタル・アルバムが流れていて、ドヴォルザークのユーモレスクの低音域が、すごく息の入った太いけれども、素軽い音だったことを思い出す。あらためて思えば、その後の世代の、ミッシェル・ポルタルやギイ・ダンガンも、お手本にしていたのは音を聴けば一聴瞭然、音の作り方がそっくりなのだ。ドイツは、重心の低い、重い音、フランスは、より、倍音成分を強調した、明るい音、その象徴的な奏者がランスロだった気がする。偉大な20世紀の先達の死に、しばし、黙祷(-人-)

<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?746169 ">人気ブログランキングへ</A>

ランキング参加中です^^:;