たまたま、番組表を見たら『舟を編む』第1話が始まるところだったので先程見てました。

 

 

 

 

ドラマやるっていうのはどこかで聞いていたのですが、BSだとか時間だとかまで覚えておらず。


でも見られて良かったです!


けど、次見るの忘れちゃいそう。最近、TVerでばかりドラマを見ているので。


でも日曜は比較的リアタイしているので、『さよならマエストロ』⇒『舟を編む』の流れで忘れずに見られるかな。




いつもの事ですが、『舟を編む』の本の内容もすっかり忘れています。


本、読んでも内容すぐ忘れちゃうんですよね。お陰でミステリ小説を何度でも楽しめるというお得感を得られます。アガサ・クリスティとかもう同じの何度読んだことか。そして今、すっかり忘れてます。




『舟を編む』が本屋大賞をとったのは10年以上前なんですね。2012年のようです。

 


先に書いたように内容は忘れてしまっているのですが、全体的に読みやすかったような気がします。

ドラマや映画やドキュメンタリーでも仕事の裏側とかお仕事系の題材は好きなので、知らない辞書編纂という世界を垣間見ることが出来たのがまず面白かったんじゃないかな。で、プラス多分色んな人間模様があったことかと。

ということで、忘れているのでドラマはドラマで楽しみたいと思います。





あと本日は『カラーパープル』を見てきました。


こーれはですね。気持ちに余裕があるときに見た方がいいですね。私は以前の映画とか舞台とかストーリーも知らなかったのですが。思った以上に描かれている1900年代の社会・生活の当たり前が重くて、キツい。『ラグタイム』の時代ですね。

大団円というか、映画の最後は前向きに終わるけれど、それまでがキツすぎて全然スッキリは出来ないというか良かったねーという気持ちになれないというか、気持ちが追いつきませんでした。

想像したり、話として聞いたことがあるようなことでも、映像で再現というか描かれているのを見てしまうと、あまりにもキツい。最初の方とかね、次こうなるよねっていう悪い予想がそのまんまどんどん起きていくんですよ。そういう社会なのだということを分からせるように、そういう作りをしているのでしょうけれども。

多分、舞台で見たら、私的にはもう少しマイルドに受け取れて終演後席を立てたかもしれないです。



あとミュージカルと言ってもそこまで歌が多い印象もなかったかもしれません。でももしかしたら私がストーリーの方に引っ張られたからそう感じたのかも。それなりに歌もあったのかもしれませんが、正直歌どころじゃなかったです。

でも今歌のことだけピンポイントに考えると、あの場面の歌、この場面の歌、良かったなと思い出せるので、結構歌っていたのか?

私はそもそもミュージカルだとしても歌そのものよりもストーリーやキャラクターや演技の方が気になるというか結果的にそちらに重きを置いて見てしまうので、そんな風に感じただけかもしれないです。

ミュージカル好きな方は曲や歌で楽しめるかもしれません。分からないですけれど。



主人公で不遇な人生を送るセリーと、ブルースを歌うために父から離れて街を出たシュグが、二人で映画館に入って並んで座るシーンが何故か一番泣けたのですが。

その後二人の歌のシーンが終わったあとでキスを交わしたのは「え?」と思ってしまい、ちょっと冷めてしまいました。彼女たちの愛は、もっとなんか深いもののような気がしたので。でもその後、何十年にも渡る絆は良かったです。



とりあえず、ミュージカルが見たいとか歌を聞きたいとかで見るには、私にはキツい内容でした。

やっぱり先日から見よっかなーと思ってた『身代わり忠臣蔵』にすれば良かったな。そっちやめて『カラーパープル』にしちゃったのよね。

キツさに耐えられるなら良い映画だと思います。正直、彼女らが様々なものを勝ち取ってこなければ今の世界(社会)はないのだと思えるし、それは他の世界(社会)に置き換えても考えられるので、若い人に見てもらいたい気持ちになりましたが。

どれだけ先人たちが頑張った上に、今の世界があるのか。先人に対して否定ばかりしてあーだこーだ好き勝手言ってるけれど、先人が何を成して今があるのか。その上に立たせてもらってるんだし、我々もこれからの人を立たせられるような世界を作らなきゃいけないってことを感じました。



でもまあとりあえず本当に、精神的に余裕のある時に見た方がいい、これは言えるかなーと思います。

いや、もう、本当に最初からキツいのよ。