【京都調べてみた342】持ち時間30時間の将棋があった!? | 京こね☆ニュース

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持ち時間30時間の将棋があった!?

 

 

ここ数日、京都検定のために2023年の京都の話題を見直してみて、

 

あっビックリマーク聡ちゃんの将棋ビックリマーク

 

と思いついてしまいました・・・。

 

10月にウェスティン都ホテル京都で王座戦、仁和寺で竜王戦が行われました。

 

検定数日前に新たなことに手を出すのは御法度なのですが、気付いてしまったものは仕方ないビックリマーク

 

京都と将棋の関係について調べてみましたチュー

 

 

すると、なんと、対戦1週間・持ち時間30時間の異例の将棋が京都であったというのですびっくり

 

しかも2回びっくりびっくり

 

ちなみに、現在の一番長い名人戦での持ち時間は2日間で9時間。

 

いかに長丁場かが分かりますねあせる

 

まず、1回目は昭和12年の2月5~11日までの1週間、南禅寺で行われました。

 

対戦者は、木村義雄(八段:当時31歳)VS坂田三吉(自称名人・当時66歳)。

 

坂田三吉(さかたさんきち)といえば、名前は聞いたことあるって人も多いはず。

 

明治から昭和初期にかけての棋士で、死後に映画や歌のモデルにもなった人物です。

 

そして、2回目も昭和12年の3月22日~28日までの1週間、天龍寺で行われました。

 

対戦者は、花田長太郎(八段:当時39歳)VS坂田三吉(自称名人・当時66歳)。

 

というわけで、両方とも坂田が戦ったわけですが、惜しくも2敗DASH!

 

さすがに1週間もこもって対局するために、高齢であった坂田だけではなく、南禅寺での対局の木村はこの対局で糖尿病を患ったらしく、そのことが影響したのか47歳という若さで引退を表明。

 

天龍寺での対局の花田も微熱を出し絶食が続く中での対戦だったようで・・・。

 

その壮絶さが伝わってきますねあせる

 

後日、坂田の弟子は、南禅寺での対局を振り返り「三百七十年に及ぶ将棋の歴史の中で、最大の一番」と言われたそうです。

 

 

 

 

 

 

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