かやぶきの里で有名な南丹市美山町にある大野ダムは、京都府初の多目的ダムです。
多目的ダムとは、洪水調整・水力発電・かんがい・工業用水などのいくつかを兼ね備えているダムのこと。
大野ダムでは、洪水調整と水力発電が行われています
実は、大野ダム建設の際は、紆余曲折があったそうです。
ダム計画時は、太平洋戦争に突入する時期でした。 大野ダムは由良川水系ですが、下流には舞鶴市がありました。 舞鶴といえば、軍需工場があり、そこへの電力供給にダムを建設せよと海軍が介入してきたのです
本来は、洪水を防止するために造るはずが、水力発電を目的としたダム工事へと変更されていきました。
しかし、掘削工事が開始されたものの、次第に物資不足となっていき・・・日本の敗戦により、ダム計画は中止となりました。
それから数年経ち、由良川は何度も氾濫。 昭和36年にようやくダムが完成したのでした。
大野ダム完成によって誕生した人造湖は、「虹の湖」と命名され、春には桜、秋には紅葉の名所として知られるようになりました
<アクセス>
●京都縦貫道「京丹波わり」より、車で約20分
<営業時間:大野ダムビジターセンター>
●10:00~16:00
※ダムカードはこちらで
<開館日>
●土・日・祝日
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