本日、祇園祭前祭の巡行が行われました。
日曜日ということで、朝から張りついてテレビみてました
KBSのテレビ画像より
仕事の時は、ビデオを撮っていたりするんですが・・・
も~、最近は歳のせいか、お稚児さんが舞ったり注連縄切を
成功させたりする時は、母親のような気分になってしまいます
さてさて、前祭で私が注目しているところ
綾傘鉾の棒振り囃子です。
祇園祭自体が、平安時代の頃には定着していたものですが、
この綾傘鉾もずいぶん古くて、応仁の乱以前の記録にも登場する
といいますから、550年以上前からある鉾なのです。
佛教大学所蔵の「洛中洛外図屏風」(17世紀後半)には、9基の
山鉾が四条通りから寺町通りを南行し、さらに松原通りを西に向かう
様子が措かれています。
その中で注目すべきは綾傘鉾で、その周囲で演じられる棒振り囃子の
様子が克明に描かれているのです
赤熊を被った1人が横笛を吹き、1人が鉦を持ち、2人が対面で
太鼓を打ち、もう1人が棒振りを演じていることがわかります。
現在の綾傘鉾棒振り囃子は壬生六斎念仏保存会の人たちに
よって演じられていますが、屏風に描かれている当時は、専門の
芸能集団がいたのだといわれています。
ちなみに、棒振りには棒を振るうことで、周囲のさまざまな災厄を
祓う目的があると考えられているのです
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