京の五条の橋の上 大のおとこの弁慶は~
という童謡がありますが、若い人は知らないでしょうねぇ
さて、童謡によると牛若丸と五条大橋で出会った弁慶で
ございますが、清水寺が所蔵する「清水寺参詣曼荼羅
(まんだら)」に描かれていたのでは
と話題になっております。
現存する、「清水寺参詣曼荼羅」は、清水寺所有のものと、
個人所有のものの2つがあるのですが、個人所有のものには、
弁慶と牛若丸が描かれております。
しかし、清水寺所有のものには描かれていませんでした。
清水寺は、文化財の保存と継承を目的にデジタル保存に取り組む
凸版印刷と協力し、曼荼羅を高解像度で記録。
赤外線撮影によって目で確認できない背景部分の画像を取得した
ところ、左下の隅に描かれた五条橋の一部に紙を貼り直し、修整した
形跡が見つかったのです
個人所有のものと比べると、弁慶の位置とかさなるようで、
もしや、ここに弁慶が
牛若丸は描かれた形跡がないので、専門家の話によると
弁慶だけが描かれており、後になってこれではおかしいと気づき、
弁慶を消したのではないかとのことです。
曼荼羅は戦国時代に描かれたのではないかといわれているため、
もし弁慶が描かれていたとすれば、すでに童謡にあるような伝説が
広まっていたことになりますね
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