葵祭のトリビア2 主役は斎王代ではない? | 京こね☆ニュース

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葵祭といえば、十二単を着て優美な女性・斎王代だと思われがち


ですが、実は斎王代はわき役でしかありません。


昨日ご紹介したように、葵祭は京都に都がまだくる前から始まって


います。


奈良から長岡京、長岡京から平安京へと都を移す際、地元の


神に天皇が使いを送っていました。


これが勅使という人物です。


葵祭の行列は、大きく分けて本列と斎王代の列に分かれます。


この本列にいるのが勅使なのです。


勅使の役目は、天皇から預かった手紙を神に届けること。


葵祭では下鴨神社と上賀茂神社に着いた際、手紙を読みあげ、


御幣物(ごへいもつ)を奉納するという役目があります。


ここまで話をすると、行列が京都御所から下鴨神社、


そして上賀茂神社へと進む理由がわかりますよねニコニコ


さて、この勅使という人物。


誰でもなれるわけではありません。


日本の皇室で宮中祭祀を担当する掌典(しょうてん)といわれる


職に就いておられる方。


つまり、宮内庁の方なのです。


ということで、本日のトリビア


葵祭の主役は斎王代ではない


でした。





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