京都の三大祭の一つ・葵祭は5月15日と思われる方も多いと
思いますが、実は15日に行われるのは「路頭の儀」と「社頭の儀」
という二つの行事のみ。
葵祭自体は5月1日から始まり、15日にクライマックスを迎える
のです
さて、そんな葵祭のクライマックスも今週末。
今年は日曜日になるため、多くの観覧客が予想されます。
葵祭を観る前に、ちょっとこれを知っておくと鼻高さんになれるかも?
というトリビアをご紹介したいと思います
そもそも葵祭という呼び方は通称名です。
みなさんご存じの通り、葵祭は上賀茂神社と下鴨神社の祭事。
なので、正式名称は賀茂祭(かもさい)といいます。
その始まりはというと・・・
欽明天皇の頃といいますから、西暦でいうと550年頃になります。
古い話ですねぇ
国内が風水害で凶作に見舞われたため、卜部伊吉若日子
(うらべいきわかひこ)に、何が原因か占わせると賀茂神(かものかみ)
の祟り(たたり)であることが分かりました。
そこで、4月吉日に馬には鈴をかけ、人は猪頭(ししがしら)を
かぶって駆競(かけくらべ)をしたところ、風雨はおさまり、
五穀は豊かに実って国民も安泰になったといいます。
その後、819年には最も重要な恒例祭祀(中祀)に準じて行う
という、国家的行事になったのです。
「源氏物語」にも登場することから、平安中期の貴族の間では、
単に「祭り」と言えば葵祭のことをさすほど有名になりました。
ということで、本日のトリビア
葵祭の起源は、祟り(たたり)やったんやでぇ
笑。
明日は、葵祭の主役のお話です。
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