京都マラソンまであと1週間
それを記念して、1週間は京都マラソンの沿道から、意外と知らない
歴史をご紹介してみたいと思います。
まず1日目は、スタートから約7km地点ぐらいにある嵯峨野から。
化野(あだしの)って、何が化(ば)けるの
化野念仏寺といえば、この風景でテレビなどでも見かけたことの
ある人は多いと思います。
読み方自体難しい地名ですが、どうしてこんな名前に
なったのでしょうか。
「化」という字は、「生が化して死となる」という意味で、
「あだし」という読み方は、「むなしい」という意味です。
さかのぼること平安時代。
都には亡くなった人が埋葬される地が3か所ありました。
この化野はその1つで、風葬の地でもありました。
風葬・・・簡単にいえば、野ざらしにして風化を待つというもの。
811年、嵯峨野を訪れた空海は、野ざらしにされた死体を
哀れみ、死体を埋葬して1千体の石仏を祀ってお寺を創建。
それが、この化野念仏寺です。
現在は、八千体に及ぶ石仏・石塔群がびっしりと境内に
並んでいます。
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