昨日、仕事関係の勉強会で京都市内に出かけていたので、
それの帰りに、どうしても寄りたかった「山口晃展」を観てきました
この方の絵は初めて観たのですが、も~、一言では言い表せません
じわじわと面白いものが込み上げてきます。
「洛中洛外図」
と書かれているので、昔の都の絵なのかと思いきや、
ん ・ ・ ・ ん ん
なんか、かなりおかしいところが、そこらかしこに。
家で、細かいところをじっくり見ようと思って、2013年カレンダーを
買ってしまいました。
これ、昔と現代が入り混じってはいますが、ちゃんと京都市内の地図に
なっているんですよ
下の真ん中には京都駅。
左には嵐山。
右には清水寺。
上には上賀茂神社。
といった感じ。
名所の描かれ方も面白くて、たとえば・・・
京都駅近くのローソク → 京都タワー
レンゲを押印 → 蓮華王院(れんげおういん・三十三間堂)
瓢箪とナマズ → 妙心寺
台に乗った円 → 大丸
なぜ、そうなるのか分からない方は、調べてみてくださいね。
この絵の中で、特に私がすごい!!と思ったのが、平安神宮。
平安神宮の前に、「5/8」と書かれているんです。
この意味、分かりますか
そもそも平安神宮は、平安京の大内裏の正庁である朝堂院を
5/8に縮小して復元されたものです。
コレ見つけたとき、お~そうきたかと嬉しくなりましたね
特に私は、京都の地図を眺めているのが好きなんですが、
この絵も飽きることなく、眺めてしまいそうです
「山口晃展」は、JR京都伊勢丹 美術館「えき」で12月2日(日)まで。
興味のある方は、ぜひ足をお運びください。