分杭峠〜入野谷山 | スザカスポーツマンクラブ☆リーダーズブログ

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【2024夏秋予定】
8月
2巻機山(新潟)
9黒斑山
19大蔵高丸(山梨)
23浅間隠山(群馬)
30温泉ヶ岳(栃木)
9月
6茂来山
13節刀ヶ岳(山梨)
20稲含山(群馬)
27笹子雁ヶ腹摺山(山梨)
30茶臼山(愛知)
10月
4谷川岳(群馬)
11恵那山
18大渚山
21上高地

2023.07.28


分杭峠近くの旧長谷村と大鹿村境の無名峰に入野谷山と名付けられたのは10年ほど前だ。調べてみると2014年に分杭峠からの登山道が供用開始となっている。
当時はパワースポットブームの混雑で近寄り難かった分杭峠も、近頃はそうでもないらしい。•••ということで、分杭峠からの入野谷山へ。


旧長谷村(伊那市)の粟沢駐車場

分杭峠行きシャトルバス乗り場にはテントの下に番号の書かれたベンチ。登山バス乗り場っぽい。


駐車場は100台分ほど
平日の金曜日8時半に先客は2台のみ


花バス観光のマイクロバスに揺られ15分ほどで分杭峠(標高 1,424m)
閑散としていて、ありがたみあるんだかないんだかw


まずは気場へ向かう



スロープを100mほど下っていく



行き着いた先には木製のベンチが観覧席のごとく
しばし心を落ち着けて瞑想•••とはならず、他愛もない世間話の渦に巻き込まれる。多人数で行くところではないな💧




10:10 気を取り直して山に向かう



登山口の先から下っていく水場は立入禁止となっている



林道を入野谷山登山口へ



防獣ネットの出入り口を開けしめ



気持ちの良い笹原の山だ
クマザサやチシマザサではないのがイイ♪


風の丘では吹き渡る風に癒やされる



笹原にカラマツが基調



現地では???
帰って調べた【イケマ】キョウチクトウ科ガガイモ亜科イケマ属


完全体だ
蕾は小さい球形の集合らしいよ


意外と名を知られていないサワギク
昔、退屈な上高地から徳沢や横尾への道で覚えた。そんな花結構ある。クサボタンとか。


湿って滑る2本橋
枝の助けがなかったらどうしたんでしょうね


クリンソウの実がたくさん
花期に訪れたかった


結ノ桂(女桂)


少し遠くにある男桂



再びの2本橋
首に巻くタオルを絞る口実で沢へ下りるのもあり


尾根へ出た
右方向へ


苔床に鮮やかなニカワホウキタケ



11:45 入野谷山に到着♪
この尾根ルートは双児山へと続いている



【入野谷山(1,722m・伊那市/大鹿村)】



この時期、花は少なめ

ニガナ/ハナイカリ


眺望があれば30分ほど先のパノラマ尾根の頭まで足を延ばそうと考えていたが、仙丈ヶ岳の稜線は雲の中のようなのでここで昼休憩とした






下りは光のテラスに寄り道
中央アルプスが望めるらしいが残念ながら雲しか見えず


立ち枯れはカラマツだろうか



眺望なしでも明るくて癒やしの空間だった



岡本太郎氏ばりの造形美✨



ひっそりと•••
ヤマホタルブクロ


沢沿いに佇む•••
オオウバユリ


小さな株がポツンポツンと
キオン


30分ほど小雨を傘でしのいで分杭峠
14:15 帰着





シャトルバスで粟沢駐車場、グランドキャビンに乗り換えて美和ダム湖畔の中央構造線公園へ



ここは中央構造線溝口露頭の入口



説明書き




溝口露頭は美和ダムに面した崖にある
美和ダムは北沢峠の玄関口の仙流荘も近いので山から大量の水も土砂も流れ込んで大変そうだ



説明によれば中央の茶色い地層が後から割って入った溶岩だということだ



はっきりと左右で地質の違いが確認できる




このエリアの中央構造線は南北に走っているから糸魚川-静岡構造線(フォッサマグナ)と混同しがちだけど、中央構造線は関東から九州まで東西に走る断層だ
今回はR152通行止で寄ることができなかったが、大鹿村の中央構造線博物館も見るもの多くためになる


中央構造線の真上を示す柱



公園のあずまやで美和ダム湖を眺めながらコーヒー☕タイム

今回は須坂長野東IC〜伊北ICと高速で、そこから粟沢駐車場までは田舎の一般道だったので通勤時間帯でも2時間ちょっと。
•••案外アクセスいいんだなぁ、また出掛けよう♪