はあい。嵐の中でも恵比寿ガーデンプレイスでセレブビアガーデンしてきた

庶民派代表カイルです。恵比寿のビアガーデンの話はまた別にするとして

未だにDVDやCD,写真集が一定数以上売れるという

昭和のアイドル、河合奈保子です。

聖子ちゃん、トシちゃんと同期なんだけど、歌のヒットが87年ぐらいまでしかないので

「名前は知ってるけど、曲は知らない」という人も多いのではないでしょうか。

たしかに、聖子や明菜ほどの大ヒットはないし、楽曲もそこまで恵まれてなかったけど

途中から自分で作曲をしだした(今振り返っても)貴重なアイドルなのです。

 


その前に、シングルセールストップ20を見てみましょう!

https://ameblo.jp/kyle100degrees/entry-12334599389.html

 

では、発売順に作家さんを見ていきます。

 

1 大きな森の小さなお家 三浦徳子 馬飼野康二 馬飼野康二
2 ヤングボーイ     竜真知子 水谷公生  船山基紀
3 愛してます      伊藤アキラ 川口真  船山基紀
4 17歳         竜真知子 水谷公生  船山基紀
5 スマイルフォーミー  竜真知子 馬飼野康二 大村雅朗
6 ムーンライトキッス  松本礼児 馬飼野康二 竜崎孝路
7 ラブレター      竜真知子 馬飼野康二 若草恵
8 愛をください     松宮恭子 松宮恭子  若草恵
9 夏のヒロイン     竜真知子 馬飼野康二 若草恵
10 けんかをやめて   竹内まりや 竹内まりや 清水信之
11 Invitation     竹内まりや 竹内まりや 大村雅朗
12 ストロータッチの恋 来生えつこ 来生たかお 若草恵
13 エスカレーション  売野雅勇  筒見京平  大村雅朗
14 UNバランス     売野雅勇  筒見京平  大村雅朗
15 疑問符       来生えつこ 来生たかお 大村雅朗
16 微風のメロディ   尾崎亜美  尾崎亜美  大村雅朗
17 コントロール    売野雅勇  八神純子  鷺巣詩郎
18 唇のプライバシー  売野雅勇  筒見京平  鷺巣詩郎
19 北駅のソリチュード 売野雅勇  筒見京平  荻田光雄
20 ジェラストレイン  売野雅勇  筒見京平  鷺巣詩郎
21 デビュー      売野雅勇  林哲司   鷺巣詩郎
  MANHATTAN JOKE    秋元康  大野雄二   大野雄二
22 ラベンダーリップス 売野雅勇  林哲司   荻田光雄
23 THORUGH THE WINDOW 売野雅勇  外人    外人
24 涙のハリウッド   売野雅勇  林哲司   荻田光雄
25 刹那の夏      売野雅勇  筒見京平  船山基紀
26 ハーフムーンセレナーデ 吉本由美 河合奈保子 瀬尾一三
27 十六夜物語     吉本由美 河合奈保子 瀬尾一三
28 悲しい人      吉本由美 河合奈保子 高橋干治&NATURAL
29 Harbour Light Memories 公文健 河合奈保子 小林信吾
30 悲しみのアニバアサリー さがらよしあき 河合奈保子 ミッキー吉野
31 美・来         さがらよしあき 河合奈保子 ミッキー吉野
32 眠る眠る眠る    麻生圭子  都志見隆 ミッキー吉野
33 GoldenSunshineDays ミッキー吉野 河合奈保子 ミッキー吉野
34 エンゲージ     吉本由美  岸正之  清水信之
35 夢の跡から     八島義郎  河合奈保子  若草恵
 
36 君は綺麗なままで  荒木とよひさ チト河内 チト河内
37 愛のセレナーデ   吉元由美 河合奈保子 矢野立美
38 ちょっとだけ秘密  東京バナナボーイズ 東京バナナボーイズ 東京バナナボーイズ
 
【作詞家】
竜真知子  青山学院大
伊藤アキラ 東京教育大(筑波大)
川口真   東京藝術大中退
松本礼児  上智大(JAL退職)
松宮恭子  東京大
竹内まりや 慶応大
来生えつこ 女子美短大
売野雅勇  上智大
秋元康   中央大中退
吉本由美  成城大
公文健   慶応大
荒木とよひさ 日本大
東京バナナボーイズ 愛知県立芸術大
 
【作曲家】
来生たかお 城西大中退
筒見京平  青山学院大
林哲司   日本大
都志見隆  ブルックリン音楽大学
岸正之   青山学院大
 
【編曲家】
船山基紀  早稲田大政経中退
鷺巣詩郎  (暁星高校)
大野雄二  慶応大
荻田光雄  慶応大
瀬尾一三  関西大
小林信吾  (大学不明)
ミッキー吉野 バークリー音楽大学
 
聖子ちゃんが明治学院の三浦徳子でスタートしたのに対し、奈保子も同じく三浦徳子。
しかし、なぜ「裸足の季節」と「大きな森の小さなお家」ほど楽曲に差ができてしまったのか…。セールスはもちろん聖子に軍配。
またマッチの編曲でよく名前を見た馬飼野康二さんが、曲を書いているケースも多い。
学歴的には、このころ活躍した女性作家の松宮恭子の存在も特筆かも。
なんといっても東京大卒!すごいなあ。しかも彼女、作詞だけではなく作曲もこなす。
惜しむらくは、大ヒットがないんだよね、松宮さん。
 
いちばん有名な曲はもしかしたら「けんかをやめて」なのかも。
これは、テレビで「愛をください」を歌っていた奈保子を見たまりやが、
彼女に曲を書いてみたい、といって提供した曲。
聖子がユーミン、柏原芳恵が中島みゆきだったので、奈保子がまりやというのは
面白い流れ。
そして、最大のヒット「エスカレーション」で初めて売野雅勇と筒見京平と組む。
このコンビでの作品は多いんだけど、特に売野雅勇との付き合いが続く。
個人的にはこれが、大失敗だと思うんだよなあ。
奈保子の最大の失敗は、聖子のように女性ファンを作れなかったこと。
これは売野さんの歌詞によるところが大きいと思う。
(少女Aは女性ファン獲得に成功したけど)
女性の共感するような歌詞じゃない気がするんだよなあ。
 
また、とにかく奈保子の場合は曲に恵まれてないケースが目立つ。
まりやの「けんかをやめて」、筒見京平の「エスカレーション」はヒットしたものの、
尾崎亜美、来生えつこたかお、八神純子などを起用したのに、いまひとつパっとしない。
うーん、もっといい曲提供してほしかった。
 
そして、アイドルとしての人気が落ち着いてきたときから、自作曲を作る。
奈保子は他のアイドルと違って、デビューの時から譜面が読めて、ピアノが弾けたそう。
個人的には自作曲以降のほうが好き。
杏里で大ヒットを連続して出した吉本由美を作詞家に迎えたんだけど
地味な曲が続いて、人気も低迷していきます…
(ちなみに、吉本さんは売野さんの事務所に所属してて、しかも奈保子が好きな杏里の
作品を手掛けてたので、その縁でしょう。)
 
話がディープになってきたので、作家さんたちに話を戻すと、
聖子、明菜、トシ、マッチでは名前を見なかった大御所、秋元康の名前がついにお目見え。
 
作家さんたちの大学では、やたら慶応大学の名前が目立ちます。
また、国公立大が散見されるのも特徴的かも。
おしゃれ系大学だけではなく国公立系も含むところが、
今ひとつ垢ぬけなかった奈保子らしいところなのかもしれません。
 
では、今宵は、ハーフムーンじゃなくて満月だからこその
ムーンライトでSparklingなひと時をお楽しみください!