はあい!
アカデミー賞系の映画はなるだけ見るようにしているカイルです。
3月に授賞式がありましたが
8部門にノミネート、主演女優賞を獲得した
「ハムネット」がついに公開。
ここから感想・ネタバレレポです。
・監督はクロエジャオ。
「ノマドランド」でアカデミー賞監督賞と作品賞を受賞。
その後、マーベルの「エターナルズ」を!あまりにも違う方向性でびっくりしました。
そして本作となります。
実にクロエジャオらしい視点での演出が、この映画の感動ポイントを作り上げてると思います。
またそれは後ほど。
本作でも、もちろん監督賞・作品賞にノミネートしてました。
・主演はジェシーバックリー。
アカデミー賞ほか主演女優賞を総なめ!
現在同時公開中の「ブライド」では、ゾンビみたいな役で主演。
幅広いですね…!
印象に残る演技でした。前半の激しい感情の起伏よりも、
カイル的には、ラストの舞台のシーンでの抑えた演技が印象的。
演出と、この演技のおかげで、映画のメッセージがみごとに完成されたと思いました。
「ロストドーター」で既にアカデミー賞にはノミネート済み。
・こちらも主演並!シェークスピア役ポールメスカル。
前述「ロストドーター」で映画初出演。
その後の「アフターサン」でアカデミー賞ノミネート。
この映画、地味だけど、とってもよかったです。
そして日本の小説を映画化した「異人たち」でも印象的な役を。
そして大作「グラディエーター」にも出演。
日本でのキャンペーンの際には、
カイリーミノーグも共演してたのも記憶に新しいところ(笑)。
顔とかはごく普通な気がするのですが
一気に売れっ子俳優になりました。
・ハムネット役ジャコビ・ジュープ
めちゃめちゃ可愛くて、印象に残りましたよね、
11歳のハムネット。
ジャコビ・ジューブと変わった名前で、英国出身。
本作でいくつもの賞にノミネートしてます。
(メジャーな賞の助演男優賞にはノミネートせず)
最後の舞台のシーンでハムレット役を演じたのは
なんと実兄のノア・ジュ―プ!
だから似てるというか、幼かったハムネットの面影をアグネスは感じたんですね。
・アグネスの弟役ジョー・アルウィン
テイラースイフトの長年の恋人。
「女王陛下のお気に入り」「憐みの第三章」
「ある少年の告白」「ハリエット」「ブルータリスと」など多数の映画に出演。
全部見てるのですが、気が付かなかった…(^^;)
・シェイクスピアの母親役エミリー・ワトソン
「奇蹟の海」などでアカデミー賞ノミネート済み。
個人的には「DUNE」のドラマ前日譚の主演が印象に残ってます。
決して美人ではないのですが、
オリビアコールマンと並ぶ女優さんという印象です。
そして、前述の最後の「舞台のシーン」。
ハムレット役の青年が舞台上で死にそうになって
最前列の立ち見の観客のほうへ手を伸ばした時、
アグネスが(亡くなった幼子を重ねていたので)思わず手を差し伸べます。
役者の青年は一瞬戸惑いますが、
アグネスの手を握ります。
すると、次々と他の観客たちも手を伸ばします。
そして、そこでカメラワークが引きになり
舞台全景が映し出されます。
このとき、幼子を亡くしたアグネスの心が癒され
またその悲しみを戯曲にしたシェイクスピアの心も癒されたのです。
この演出が素晴らしい!
映画のテーマとしては、
アグネスというシェークスピアの妻にスポットを当てた物語から始まるのですが
それよりも幼い子供を亡くした妻と夫の、葛藤と癒しだと思います。
この多くの人が理解して共感できるテーマが
(一方で、それゆえテーマとしての新しさはないところを)
クロエジャオの演出によって、
誰へも伝わりやすい、静かな感動と癒しになって表現されていました。
英国アカデミー賞の英国作品賞や、トロント映画祭の観客賞は受賞しましたが
もっと受賞してもよさそうな読後感ですが
前半と後半でテーマが変わってくるあたりが影響したのかもしれません。
それでは、やはり賞レースに多数ノミネートしている作品は
間違いがないな、と思いながらSparklingなひとときを!
作品としては、他の作品よりもある意味
・わかりやすい(多くの人が理解できるテーマ)
・感情移入しやすい
ので、日本での口コミ評価は高いものとなってます。
個人的にも「ワンバトルアフターアナザー」や「罪びとたち」よりも
素直に感動できたし、泣けました。














