みなさんこんにちは。前回からの続きです。
10月13日(月)に閉幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算43回目となった9月10日(水)の訪問記をお送りしています。


会場西の最果てに堂々とたたずむ白亜が特徴の「未来の都市パビリオン」を再訪しています。
協賛する企業が出展している、体験型展示をここからは観て行こうと思います。
ところで、この未来の都市にはこれまで幾度も入場したことがあるのですが、まだ体験したことのない企業ブースがありました。


そのひとつが「PARALLEL TOUR」。いつも人だかりが出来ていたので、体験する機会がありませんでした。興味はあったのですが。

10分ほど待ってブースに入場。やはり、近未来の体験が出来るようです。動画でどうぞ。
CPコンクリート コンソーシアム
PARALLEL TOUR
CPコンクリートコンソーシアムは、製造時から建設後もCO₂を吸収し続ける次世代コンクリートを開発中。
来場者はエアシップで、温暖化の危機を乗り越えた未来とそうではない未来を滑空し、地球を救う鍵は"CPコンクリート"であることを体験します。パビリオン公式サイトより。
近年、世界中で叫ばれているCO₂排出の問題。クリーンエネルギーの開発が進む中ですが、コンクリートを製造する時点で二酸化炭素を吸収させることでそれを封じ込める、という技術があるのだとのこと。へえっと感心しきりです。

シアターに使われていた椅子が、そのCPコンクリートを用いたものだとのこと。見た目には普通のコンクリです。
地球温暖化が進行した未来の姿はぞ〜っとしましたが、わたしたちも環境のことを考えた生活を心がけたいと思うのでした。遠い世界のことが、自分自身のことと感じられた瞬間。その体験自体が万博ならでは、だと思えます。

そして、いまひとつ体験してみたいシアター展示がありました。IHI(石川島播磨重工業)によるもの。こちらもいつも行列で、なかなか並べさえ出来なかったもの。

IHIの展示は、「不思議な空飛ぶキューブ」に乗って、海の中から宇宙、そしてミクロの世界を駆け抜ける、ドキドキの没入型映像体験。
地球と生命の源である水の循環と、これからの豊かさの源となるクリーンエネルギーの循環が続く未来へと旅に出ます。同。
実に見応えある映像上映でした。やはり、奇跡の重なりともいえるこの地球という惑星の美しさ。それを活かすのも壊すのも、人間次第。大変な重責だと感じた次第でした。



他には、近未来の農業分野での技術を紹介したKubotaの展示など。いや、やはりこのパビリオンは楽しみながら勉強になります。


退出した直後から、次はいつ来れるかなと思える未来の都市でした。残り会期を考えると、もうそんなに来れないでしょうし…一抹の寂寥感のようなものが胸を過ぎります。
万博は、残り1カ月弱になった夜でした。


次回に続きます。
今日はこんなところです。