みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。通算14回目となった5月22日(木)の訪問記をお送りしています。


さて、思い立って昨日に引き続いての訪問となった万博。今日は会場をぶらぶらして巡ろうかと思っていたのですが…
開幕前から、メディアやネットで多数取り上げられて来た注目のパビリオン。ぜひ入場してみたかったのでこれはうれしいと、大屋根リング上の散歩はそこそこにさっそく向かいます。
シグネチャーパビリオンという、各界著名人がプロデューサーを務める、「いのち」をテーマにした8つのパビリオン群は「シグネチャーゾーン(Xゾーン)」と呼ばれます。その南端にあるのが「null²」。万博公式サイトより。


これが「null²」パビリオン。
全面鏡張りで、実に変わった形をしています。そして、不気味な唸り声に、クニャクニャ動く鏡。前を通る度に、これ中はどうなってるんやろ?と、不審にすら思っていたのですが。
「null²(ヌルヌル)」は、メディアアーティスト落合陽一がプロデュースする「いのちを磨く」をテーマに掲げるパビリオンです。
人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体として設計され、訪れる人々の身体をデジタル化し、パビリオン内で有機的に変形する「Mirrored Body®(ミラードボディ)」と対話することができます。

nullとはコンピュータプログラミングで「値がない」状態を意味します。本パビリオン「null2」では、この「何もない」状態を「新しい価値が生まれる可能性の場」と捉え直し、物質と情報、リアルとバーチャルの間で新しい生命観を提唱します。自然と人工物、身体と情報空間が融合した「デジタルネイチャー(計算機自然)」を体験することで、来場者の皆様に新しい自己認識や生命観を提供します。
「null2」は従来の鏡の概念を再発明し、訪れる人々に「自己との遭遇」という前例のない体験を提供します。パビリオン公式サイトより。


と、解説されているのですが。
あまりにわからないので、6月末からEテレで放送されていた朝の子ども向け「ザ・ウェイキー・ショウ」という番組で取り上げられていた、シグネチャーパビリオン特集から拾ってみます。7月2日放送より。



なるほど、古代から姿が変わって来なかった、鏡の未来を見せてくれる…そう言われますと、なんとはなしに外観の意味もうっすらわかるような気がします。

「null²」のプロデューサーは落合陽一さん。
メディアアーティストという肩書きですが、アート・デジタル・情報処理などの分野で広く功績を残し、大学の客員教授を多数務められている、世界的に活躍する学識者です。
未知の風景 変形しながら風景を歪める彫刻
物理的に現場に行くことの価値を作り出す。人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体。
風景を変換しながら、自然と人間の間にデジタルの自由さを持って調和をもたらす。
数年に一度しかない世界的に大きなナショナルイベントでしか進展しないような建築やインタラクティブ技術の進歩を巻き起こす。
物理的に現場に行くことの価値を作り出す。人類が未だ見たことのないインタラクティブな構造体。
風景を変換しながら、自然と人間の間にデジタルの自由さを持って調和をもたらす。
数年に一度しかない世界的に大きなナショナルイベントでしか進展しないような建築やインタラクティブ技術の進歩を巻き起こす。
未知の体験 デジタルの身体による合わせ鏡
訪れた人々の身体をデジタル化し、パビリオンの中では有機的に変形し自律的に動作する身体と対話する。有史以来、行われてこなかった鏡の再発明。同。

20分ほど予約列に並び入場。いままで見たことのないようなあの奇抜な外観、ということもありますので、真っ暗な中をおそるおそる進むのですが…

そこに広がるのは、ガラスと鏡張りのなんと表現すれば良いのかわからぬ、不思議な世界。
無限反射空間
天井と床の鏡面状LEDによって構成される内部空間は、無限に広がる反射世界を生み出します。視覚的な無限性と物理的な有限性が交差するこの空間で、来場者は時間と空間の認識を新たにし、自己と宇宙の関係性について考えを深めることができます。同。
ショーはほどなくはじまりました。
視覚的な無限性と、物理的な有限性との交差…と言われますと、現実と幻想との区別が徐々につかなくなって来るような気がします。
とかく、言葉がありません。というか、見つかりません。どんなパビリオンやったん?と聞かれても、説明出来ないことだけは確かです。
千里万博はどんなんやった、と聞くと、とにかくなぁあんたすごかった、まずは「太陽の塔」自体がわからへんのに、屋根を突き破っていることに仰天した、他のものもどんな詳しい意図があるのかわからへんけどすごかってん、とばかりいつも繰り返す意味が、少しはわかった気がしたのでした(^_^;)出典①。



さて、まだ日は高いのですが、わたしの方は念願の「null²」に入れたので、大満足。今日はこれでお開きということにしました。

ではこの日、5月22日(木)のまとめです。
長田09:17→夢洲09:54
普通夢洲ゆき⑥32858
10:10 夢洲駅構内のローソンで時間つぶす
10:25 地上へ出る
10:35 東ゲート並ぶ
11:10 東ゲート入場
11:25 ルクセンブルクパビリオン並ぶ
11:55 ルクセンブルクパビリオン入場
12:35 ルクセンブルクパビリオン退出
シグネチャーパビリオン「null²」当日予約取れる(14:30〜)
12:45 昼食・休憩
13:10 大屋根リングを長めの散策
14:20 シグネチャーゾーン到着
14:30 シグネチャーパビリオン「null²」予約列並ぶ
14:50「null²」入場
15:10「null²」退出
以降、シグネチャーゾーン・エンパワーリングゾーン付近散策
15:45 東ゲート前「MARUZEN JUNKUDO」「大丸高島屋百貨店」おみやげ屋覗く
16:35 東ゲート退出
夢洲16:49→長田17:25
普通長田ゆき⑥7203(近鉄車)
開幕40日目/14回目入場
総入場者∶13万7767人
(一般:11万9741人 関係者:1万8026人)

今日はこんなところです。
(出典①企画展「振り返ろう懐かしの千里万博の時代」2023年9月5日〜同10月25日開催 千里ニュータウン情報館 展示より)