「2025年大阪・関西万博訪問記」その34〜4月21日編⑦ウズベキスタンパビリオン訪問 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



4月13日(日曜日)に開幕した「2025年大阪・関西万博」。5度目となった21日(水曜日)の訪問記をお送りしています。


大屋根リングの北側、その上半分のパビリオンを順繰りに巡ろうという今日です。

ガスパビリオン→コモンズF→トルコ→スペイン、などと入場してまいりました。万博公式サイトより。



その隣にあったのが「ウズベキスタンパビリオン」。中央アジアに位置し、首都はタシュケント(タシケント)。馴染みはあまりありません。どのようなお国なのでしょうか。


しかしこのパビリオン、他に例がないような外観です。古代ギリシャかの神殿のような。

柱の間には人影が見えますので、順路のうちに入っていることがわかるのですが、なにがどないなっているのやろうと気になっていました。


これは、ますますもって気になって仕方がありません。さっそく列に並びます。ではここからは、わたしの拙い解説に替えて特集記事から。以降、出典①。

大阪・関西万博の楽しみ方は人それぞれだが、建築好きには外観も展示も楽しめる「ウズベキスタンパビリオン」をお勧めしたい。

かつてシルクロードの東西貿易を支える中継都市として栄えた、中央アジアの国であるウズベキスタンには、旧市街やモスクなどの街並みや建築物が幾つも残り、世界遺産に登録されているものも多い。


ウズベキスタン館はまず、外観が美しい。
屋上には無数の木柱が見える。森のような屋上テラスには上ることができ、地上から見上げると「木の神殿」のようだ。木造・木質のパビリオンが多い大阪・関西万博の中でも、完成度の高さはトップクラスである。


ウズベキスタン館は、同国の歴史や文化、建築からこの先の方向性まで、決して大きくはないパビリオンに見どころをぎゅっと詰め込んでいる。コンパクトな館内は30分もあれば見て回れるので、ぜひ立ち寄ってみよう。


パビリオンのエントランスは、大屋根リング側の1階にある。そこから地中に潜っていくように、緩やかなスロープを下っていく。






内部は真っ暗だ。
壁沿いに、小さな展示物だけが浮かび上がるようにライトアップされて並んでいる。

壁や床は土で、ウズベキスタンの乾いた大地を表現した空間になっている。この土壁や土間には日本の粘土を使っており、日本の職人が仕上げた。


展示物を見ながら壁に沿って室内をぐるっと1周すると、展示室の中央部にある広い部屋に入るよう促される。円柱形をした高い吹き抜け空間で、一度に20~30人が入れる。扉が閉まると、壁全面を使った360度映像が流れ始める。

ウズベキスタン館のハイライトは、この部屋だ。外部からは想像できない内部空間がパビリオン内に用意されている。



360度映像を通して、ウズベキスタンの自然や文化、建築、そして現在の取り組みや将来の都市計画まで知ることができる。


5分ほどの映像上映でしたが、これがなかなかの迫力がありました。お国の豊かな自然のみならず、イメージ映像の迫力が伝わりました。


数分間の映像が終わると、いよいよ「知識の庭」と名付けられた屋上テラスに出ることになる。



整然と並ぶ木柱は約300本、高さ8m。
関西圏の森林から切り出されたスギの木だとのことですが、本当に異国にいるかのようです。


「知識の庭」と呼ばれるこのスペースは、訪れる人々が歓談を交わすことで、アイデアを編み出す場、をイメージしたものだとのこと。いかにも哲学的、アカデミックな目的なんですね。


そういえば、沿道をはさんだお隣の大屋根リングも総木造だと気づきます。

この取り合わせは今回の万博ならでは、です。



それでは、しばらくこの庭園を散策してみることにします。




繰り返しますが、本当にここが大阪なんかしらん?と幻惑されてしまいそうになります。個人的には一見の価値あり、と思えます。



さて、木造神殿からスロープを降りたところにはグッズショップがありました。

ターコイズ色のタイルが目が覚めるようですがこれはお国から運んで来たものだそうです。




陳列の仕方も上品なものです。普段、どうやって使うのかと悩むようなものばかりで(汗)




次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①)