「2025年大阪・関西万博訪問記」その8〜4月14日編① | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。




先日、13日に開幕した「2025年大阪・関西万博」。その訪問記をお送りするシリーズを引き続きアップしてまいりたいと思います。


ところで、前回までお送りした開幕日(4月13日)のこと。その帰りしなに立ち寄ったところがありました。



東ゲートの向かって右側、当日券発売所です。


当日、入場に使用した電子チケットを見せますと、この「4・5月来場者特典 通期パス割引」なる案内を頂けるのでした。一部加工。


開幕までの前売り券発売予定(約1400万枚)が大幅に下回ったというニュースがありました。

テコ入れのために、4・5月に一般入場した来場者限定で「通期パス(予約が取れれば閉幕までいつでも何回でも入場が可能)」を2割引して購入出来るようにする、という取り組みです。


「通期パス」の定価は30000円。条件に該当すると2割引の24000円になるということで、差額6000円は大きいなあと思っていました。



せっかくですのでわたしも通期パスを購入することに。定価の一日券ですと4回入場すれば元は取れます。もっと行きそうではありますし。



そういったことで、6000円安く買えた通期パスを使って、開幕日の翌日(4月14日)にも会場を訪問して来ました。引き続きおつきあいくださいませ。

昨日と同じく「OsakaMetro中央線・近鉄けいはんな線 長田駅(大阪府東大阪市)」からのスタートです。



9時発の「夢洲ゆき(大阪市此花区)」に乗車。
平日の朝、それも大阪市内中心部に向かうのですが、列車は3、4分おきという頻発具合。

最後までさらっと座席が埋まるくらいでした。



30分ほどで「夢洲駅」に到着。しかし、昨日の暴風雨とは打って変わって、大変な快晴です。


昨日もこのようならば良かったのでしょうが、悪天候で、ブルーインパルスも飛びませんでしたので。混み具合もさほどではなく、5分ほどでスムーズに入場が出来た次第です。



空は雲ひとつありません。暑くもなく寒くもなく、最高の日和です。果たして今日はどのようなパビリオン、展示館に出会えるでしょうか。



東ゲートからまず大屋根リングに突き当たり、それを越える。昨日は「アメリカパビリオン」へと直進しましたが、これを左側に、時計回りに進むことにします。万博公式サイトより。


左折したところにあったのは、水に映るなんとも美しい形の建物。「カタールパビリオン」でした。こちらから、今日は巡ることにしました。


並び列から。これもまた凝ったつくりです。万博公式サイト解説より。

隈研吾建築都市設計事務所が手がけるカタールパビリオンは、カタールのダウ船と呼ばれる伝統的な帆船と日本の伝統的な指物の技術にインスピレーションを受けたデザイン。



資源と貿易の拠点である海は、カタールと日本の強い二国間関係を育み、両国を豊かにしてきました。ぜひカタールパビリオンを訪れ、カタールの沿岸地域の歴史的・現代的な重要性を巡る旅に出かけてみませんか?



パビリオン内部に入って来ました。
こちらではカタール国内の自然、また、近代化著しいと言われる首都・ドーハについてなどのパノラマ写真、解説ブースが並びます。

日本からは縁遠いように感じるのですが、関空には20年以上前から「カタール航空」が乗り入れていますので、どこはかなくあのカタール、とふと思い出します。



カタールは中東の国ですので、想像通りといいますか、国土の大部分は砂漠地帯だとのこと。しかし、解説によると自然遺産も多数あるのには驚きます。



海の色彩が美しい。ペルシャ湾でしょうか。



国の人口のうち、8割は首都のドーハに集中しているのだとのこと。しかしこの高層ビル、どうやって作ったんやろう。

日本の感覚とは随分違いますが、世界には本当にさまざまな特徴を持つ国があるのだなと、あらためて感心します。



ところでパビリオンを出ますと、民族衣装を着た人たちがたくさん。なにやら話し合い準備されているようなのですが。


ステージを遠巻きに見ていますと、民族音楽のショーがはじまります。もとよりアラビア語ですから皆目見当はつきませんが、中東の雰囲気は十二分に味わうことが出来たのでした。



いや、まさにこういったことがあるのが万博。朝から、良いスタートになりました。



さらにしばらくリング沿いに歩きますと、帽子を被ったようなこの建物が目に留まります。通称「シャインハット」、「EXPOホール」です。



12日、開会式典が行われていたメインホールです。コンサートなどでも使用されるというので機会があれば入ってみたいところ。NHKの生中継より。



そこからほどないところにあったのが「アラブ首長国連邦(UAE)パビリオン」。



すんごく気になったのですが、パビリオンのまわりに敷き詰められたこれ。まさかピーナッツではないですし、なんやろうと思うのですが、ナツメヤシ?となると、食べられますね。


待ち時間なく館内に入りますと、そこには大きな幹が幾つもにょきにょきと生えています。これもまた度肝を抜かれます。



大地から天空へ—UAEが拓く未来への挑戦

大地に根を張り、天空へと伸びるナツメヤシはUAEの人々の精神を象徴する証です。

イマーシブな空間とマルチセンサリーな体験を通じて、宇宙探査、医療革新、持続可能な未来を切り拓く「夢を実現する者たち」の物語に触れ、すべてのいのちが輝く未来を共に描きましょう。エミラティ料理や伝統工芸、さまざまなプログラムを通じて、UAEの豊かな文化と創造性に出会ってください。万博公式サイトより。


この天井に延びる幹、やはり実際のナツメヤシの木を張り付けイメージしたものだとのこと。

触って良いとのことでしたので、ありがたく触らせて頂いたのですが。ささくれがなくて、ひんやりとした触り具合が印象に残りました。実もさることながらお国のシンボルなんですね。


パビリオンで展示されていたのは、芸術品かと思うばかりの品々。日常使いするそうですが。


香炉。おしゃれです。



これは、特産のコーヒーを注ぐピッチャーポットだとのこと。完全に芸術品の域ですが、お国の人々は本当におしゃれというか、さまざまなことまで豊かなんですね。感嘆しきりです。




毛織物も有名だそうで、触って良いとのこと。そうなれば触りまくりますが、見た目以上に滑らかなものでした。不思議な感じがします。

しばらく巡っていますと、どこからか漂う香りもします。これもナツメヤシなのかと思うのですが、日本に居ると嗅げないような、なんといいますか、落ち着くもの。


順路の最後にはグッズショップと、レストランが併設されていました。後者の方はお昼前だというのに、すでに長蛇の列。



ギフト用ポーチだというのですが、風呂敷のように包むもののよう。色具合が良いですね。


ところで、グッズショップを見て回っていると意外なものを見つけました。


先の「大阪万博」、1970(昭和45)年に千里丘陵で行われた万博を記念して発行された、お国の切手をモチーフにしたマグネットの数々。


出展していた各国で記念切手が発売、それも多数とは驚きます。貴重なものやなあと感心するのですが、よく半世紀以上もきれいに残していたもの。しかし、いま見てもこのシンボルマークは美しいデザインです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。