大阪モノレール 延伸への道!その89〜「万博鉄道まつり2024」で気になる疑問を社員さんに質問編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。今日の話題です。




昨日のこと。「万博記念公園(大阪府吹田市)」で行われている国内最大級の鉄道イベント「万博鉄道まつり2024」に足を運んで来ました。


毎年、この時期に開催される鉄道イベントで、全国の鉄道事業者が多数出展するということで
今年も楽しみにしていた次第。満喫して参りました。とても楽しかったです。開催は今日(12月1日)まで。


たくさんのブースを巡っていますと「大阪モノレール」のそれも発見。たくさんの人々でにぎわっていました。


そんな中、グッズなどを販売しているブースの横に「南伸事業コーナー」というものがありました。現在「門真市駅(同門真市)」止まりの路線を東大阪市方面に8.9km、「近鉄奈良線」と直交する「仮称・瓜生堂駅(うりゅうどうえき、同)」まで南伸させる事業についてのものです。


ところで、「モノレール東大阪市方面への南伸事業」の定点観測シリーズを不定期にお送りしていますが、これまでの観測の中でいくつか気になる点があったことを思い出しました。

社員さんが詰めて居られたので、これ幸いにといくつか質問をさせて頂くことが出来ました。


わたしが気になっていたのは、
①「仮称・鴻池新田駅」付近の駅舎工事予定
②「河内寺島東交差点」付近の他と違う支柱
③「河内三島東交差点」付近の半年以上工事が進まない支柱基礎
④「仮称・瓜生堂駅」付近の進捗状況 
⑤「モノレール仮称・鴻池新田駅」から「JR鴻池新田駅」への連絡通路はどうなる でした。

いずれにも、丁寧にご返答くださいました。
ありがとうございました。


それでは、前回記事までお送りした際の地図を用いながら項を進めたいと思います。大阪モノレールホームページより。



まずは①「仮称・鴻池新田駅」付近の駅舎工事予定について。⑫地点


「JR学研都市線(片町線)」を南に跨いだ直後の場所に設置される予定の「モノレール仮称・鴻池新田駅」。

地平の「府道大阪中央環状線(中環)南ゆき」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」との間、長らく放置されていた遊休地を活用してのもの、ということはすでに公表されています。


半年ほど前からですが、その中環南ゆきのうち西側2車線が封鎖され整地が進められています。その2車線分の真上にはみ出す形で駅舎は出来るのだとのこと。

お話しによると、駅舎1階部分まで建造物が建てられる部分はもともとの敷地内(遊休地)に収まる、つまり、現在封鎖されている2車線は復旧されることになるようです。


道路の真上にかかる部分はモノレールではなく中環を維持管理する大阪府の管轄になるので、その分の用地買収は不要。そのため建設費は一般的な鉄道に比べると、抑えられるとのこと。

上空を駆け抜けるモノレールならではです。


続いて②「河内寺島東交差点」付近の他と違う支柱について。⑬地点

「仮称・鴻池新田駅」が設置される南側、「府道168号線(石切大阪線)」と直交することになる
「河内寺島東交差点」。
この南端に、気になる高架支柱がありました。


鉄筒のような太さのある頑丈なつくりのもの。付近で次々と林立しはじめている、コンクリート製の支柱とは違うなと思っていたのですが…


この「石切大阪線」を跨ぐのに、一般的なコンクリート製の橋桁ではなく、鋼製の橋桁を用いるため、だとのこと。そうなると支柱も自ずから耐重性のあるものにしなければなりません。



そういえばこの会場を訪れる前に、気づかぬうちにそれをくぐっていました。これです。公園東口にて。

幅のあり、中間に支柱を作れない既存の鉄道路線や道路などをまたぐ時には、安全性の観点からもこれを採用する例が多いのだとのこと。確かに、下をくぐる府道は交通量も多いですし。


ちなみに、この反対側は「仮称・鴻池新田駅」になりますので、対になる支柱はありません。


さらに、③「河内三島東交差点」付近の半年以上工事が進まない支柱基礎について。

⑮地点。ここは「河内三島東交差点」。
「仮称・鴻池新田駅」から南へ2、300メートルほど進んだところに当たります。


地平は「府道大阪中央環状線(中環)南ゆき」と高架の「近畿自動車道(近畿道)」。⑯地点

さらに近畿道から流出する「東大阪北インターチェンジ」の高架が入り組む、おそらくは工事もややこしくなるであろうところ。モノレールはそれらを高架で越えて行くことになります。



さらに横断歩道を渡り⑰地点

6連の高架支柱は春過ぎにはすでに完成しているのですが、気になっていたのはその北端にある、この歩道を隔てるバリケードの向こう側。


支柱と思しき基礎がすでに形づくられているのですが、前後で基礎工事、支柱建設工事が進む中、不思議なことに、半年ほど前からこれはこのまま。なぜに手つかずなのか、気になっていたのですが。


お聞きすると、モノレール本線の支柱を建てることで間違いない、基礎工事は完了している。

ただ、ここには地盤の関係などでコンクリート製ではなく、鋼鉄製の支柱を建設することになっている、とのこと。



現在、工場でそれを製作中で、割と近いうちには建つのではないかと。今年8月撮影。

完成すると、外観見た目にはコンクリート製と変わりないが、堅牢につくられているこの基礎部分に、爪のように金具を結節して固定させる他とは異なる構造になる、と仰っていました。


なるほど、やはり地盤の関係だったのですね。確かに、あれほど巨大な鉄鋼製の柱を作ろうとすると、基礎工事は終わっても時間を要するという訳です。今年5月撮影。

そうなると、いつなのかが気になりますが(汗)


なるほど、と感心しきりなのですが、さらに次回に続きます。


今日はこんなところです。万博記念公園にて。