特別展「みんな大好き!近鉄電車のデザイン」訪問記〜その10 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


おらが街「東大阪市民美術センター」で今夏に開催された、特別展「みんな大好き!近鉄電車のデザイン展」を訪問した際の様子をお送りしています。



本展示を引き続き拝見しています。
ずらりと並ぶポスターは、10年前の近鉄100周年の際に展示されていた、奈良線各駅のかつての姿を収めたものでした。


前回記事でも触れましたが、大阪市内と奈良とを結ぶ「奈良線」は、おらが街の中央部を東西に縦貫しています。駅の数は11つ。グーグル地図を加工。


今日はその続き、「八戸ノ里駅(やえのさとえき)」から。1967(昭和42)年撮影。


実は、同じ市内でもJR民のわたしにとって近鉄電車に乗るのには、最寄りから近鉄バスが経由するこの駅がいちばん利用頻度が高いなと気づきます。

ですので昭和の頃からよく知っている駅です。


ただ、駅周辺は「八戸ノ里」という住所がないために気になっていたのですが。諸説あるものの、戦国時代の16世紀末には八軒しか家がなかったというのがしっくり来るように感じます。



その証左がこれ。昭和11年頃というのですが、奥に生駒山が控える以外、まわりにはなんにもないということ。大阪市内から近い割にはこのあたり、まったくと言ってよいほど開発はなされていなかったことに驚きます。


現在の同じ場所。待避線を備えた立派な高架駅に変貌しています。昭和50年代から沿線にはマンションが林立するなどすごい変化ですが、背景の生駒山だけがなんら変わりありません。


八戸ノ里を過ぎますと、不定期にお送りしている「大阪モノレール延伸工事定点観測シリーズ」で登場する「近畿自動車道(近畿道)」と地平の「府道大阪中央環状線(中環)」と直交します。


現在、この交点には駅はありませんが、くだんのモノレールが終着駅の「仮称・瓜生堂駅(うりゅうどうえき)」を設ける予定です。

それに合わせて、近鉄側にも接続する新駅が新設されることになっています。開業予定は2033年頃。大阪モノレールホームページより。


中環と近畿道を越えると、平成末期に高架化された区間に差し掛かります。それと同時に、生駒山が一駅ごとに大きく、壁のように迫って来るというところ。



若江岩田、河内花園と過ぎて「東花園駅」に到着。駅の北東に検修車庫があるために、地上駅時代から運行上での拠点となっています。平成半ばには、ようやく準急停車駅になりました。


「東大阪市花園ラグビー場」といま訪問している「東大阪市民美術センター」の最寄りです。



ここに検修車庫が新設されたのは、1967(昭和42)年。先日記事でも触れましたが「新生駒トンネル」の開業により、現在活躍している大型車両が奈良線全線で運用可能になって少し後のこと。

そのシンボルになった900系車両が並びます。現在のマルーンレッドとは違う塗装ですので、雰囲気は近鉄ではないようです。


東花園を発車。生駒山はいよいよ間近、大きく迫って来ます。すごい迫力だと地元民ながら感じるのですが、ここからはいよいよ生駒山越えの区間に入ります。


次回に続きます。

今日はこんなところです。