JR西日本「乗ってみよう北陸 WEB早特きっぷ」で行く北陸新幹線と越中富山を乗り鉄の旅〜その30 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。


いよいよ佳境に入った、富山周辺日帰り乗り鉄旅の道中は、ただいま「寺田駅(富山県中新川郡立山町)」。


「本線」「立山線」が分岐する、古い佇まいがたまらないこの乗り換え駅をあれこれと探索しています。グーグル地図より。



複数の路線が分岐、あるいは結節するジャンクションとなっている駅というのは、その構内の様子がいろいろと興味深いもの。それも、地方のローカル私鉄となるならば、なおさらです。

黒部・宇奈月温泉方面からの本線(右側)と、岩峅寺・立山方面からの立山線(左側)が合流。いずれも観光客を乗せて、電鉄富山に向かうというところです。


では、前回記事に引き続き、この興味深い駅の様子を探って参ります。


最後は4番線。立山線、立山方面ホーム。行きに降り立ったホームです。



扇形に広がる駅敷地の、最も西側に当たるホーム。1〜3番線からは構内踏切を渡って駅舎に至る道程の途中にある4番線ですが、簡易なベンチに広告などは、こちらもやはり昭和の時代を感じさせる雰囲気。たまりません。



しかし本当に、時代を一気に引き戻されたかのような瞬間でした。わたしが若い頃などでも、地方を旅するとこのような懐かしい情景にはどこかしらで出会えたものだったのですが。

さすがに時代は令和。とはいえど、よくこのような設えの駅舎が残されていたなあと、感動さえ覚えます。平成も、昭和も遠くなりにけり。



感慨に耽っていたいのですが、時刻はいよいよ4時を過ぎていました。ぼちぼちと新幹線が発着する富山駅に戻らねばなりません。

日中は、3本程度の列車がやって来るこの駅。次は、16:06発電鉄富山ゆき。



ところで、先ほど改札を抜けたところの窓口にこのような案内を見つけました。

特急電車ご利用の方は 乗車券のほかに特急券をお買い求めて…大人200円、こども100円。


まったく奇遇なのですが、次にやって来るというのがその特急。

「特急立山2号」ですが、特別料金を要するということもありますし、殆どが各駅停車の地鉄ですから、これはぜひに乗ってみたいもの。ヤフー乗り換え案内アプリより。


思いがけない有料特急ですが、あの「元京阪特急」がやって来るのでしょうか。出典①。


傾きかけた暑い陽射しの中、蝉時雨だけがせわしく響きわたるホームでわくわくしながら列車を待ちます。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典① 京阪電気鉄道株式会社90周年記念誌「街をつなぐ、心をむすぶ」京阪電気鉄道株式会社編・刊 平成12年10月発行)