みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今春あらたに開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間」に初乗りかたがた、開業に合わせて限定発売されたチケットレス企画乗車券「乗ってみよう北陸 WEB早特21」なるきっぷで、富山周辺を日帰り乗り鉄した道中記をお送りしています。


ただいま「富山駅」。ここを拠点に、今日は富山周辺を乗り鉄しようというところですが、コンコース階に見つけた、この迫力の写真。
新幹線や、市内中心部を流れる「神通川(じんつうがわ)」、この駅の方向を向いたショットですが、これはすごい。立山連峰はじめ、険しい山々が控える土地だとわかりますが、これほど美しい光景が見られるとは。うらやましい。
富山駅の駅名標ですが、さわやかな緑地。
山と海の自然に恵まれた富山県内を走る鉄道ということで、駅名標の山側は緑地、海側は青地にしているのだとのこと。なるほど。

さらに、これは車両も同じ仕様になっているそう。凝っていますね。
加えて、風が舞うロゴマークには…
社名に冠された「あいの風」とは、日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹く北東の風の富山県内での呼び名で「あゆのかぜ」「あえのかぜ」とも呼ばれており、古くから豊作や豊漁を運ぶ風として県民に親しまれている。
この「あいの風」を県域東西を横断する路線に見立て、県民に豊かさや幸せを運び届け、かつ県民に「愛」される鉄道を目指すという経営理念を表している(以下略、出典①)。
なるほど、「あいの風」は昔から海山の幸をもたらした、吉祥の風に由来するもの…聞けば聞くほど良い話しです。これは知りませんでした。
さて、ここからは高岡に向かいます。
前回記事でも触れましたが、高岡は富山に次いで県下第二の都市。古くは万葉集にも謳われた歴史の深い土地です。グーグル地図より。
富山から20km弱西に離れており、主要都市ゆえ新幹線にも「新高岡駅」が設置されています。
前置きはさておき、列車は定刻の10:20にゆっくりと発車。
先ほど降り立った、新幹線の駅は真横でした。
富山を出てしばらくは、その新幹線の高架が寄り添います。そして、渡るのは「神通川」。
大きな川を渡るのは、気持ちが良いものです。
飛騨国(岐阜県)高山付近を源流とする一級河川で、富山平野の真ん中を流れる大河。このあたり、日本海に近づくと肥沃な扇状地を形成する、富山を代表する川です。


4両編成の列車はほどよく空いていて、すっかり旅気分に浸れます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「フリー百科事典Wikipedia#あいの風とやま鉄道」)