みなさんこんにちは。前回からの続きです。
暫定ながら、ついに完乗を果たしたJR東日本の全路線。その続編ということで、引き続き「キュンパス」を使い、北東北からあちこち寄り道しながら、帰阪の途に就こうという旅日記をお送りしています。
恥ずかしながら、わたしがはじめて泊まりがけひとり旅を許された高校1年生の春、この駅で撮り鉄に勤しんだ当時の様子を、少しばかりご覧いただくことにします。1994(平成6)年3月、ちょうど30年前のことです。
「東海道線」にはこの111・113系。この車系にはやはりこの塗装がいちばんしっくり来ます。これが沿線の名産、みかんにヒントを得た「湘南色」と呼ばれるのは、言うまでもないもの。
111・113系は大阪駅に行けば飽きるほど見られましたので、関西にはない塗装が!ということの方が印象深かったのを覚えています(汗)
続いては「京葉線」地下ホームへ。
こちらにも、見慣れた「103系」が次々と発着していました。わたしにすると、大阪でまさに通学で毎日、環状線などで乗っていたもの。
首都圏の方でも、まだまだ大多数が幅を効かせていた頃でしたが、なぜかこの車系だけは飽きることはなかったです。
車両ごとに特徴があって、内装が一両ごとに違うとか、扉の閉まり方が早い遅い、クセがあるとか。爆音を立てるモーターも微妙な音の違いがあって、わたしは大好きでした。ボロいのはボロいのですが(失礼)
京葉線ホームからは、房総半島へ向かう在来線特急も多数発着していました。
こちらは「さざなみ号」。「内房線」を経由し、木更津や館山に向かうもの。涼しげなイラストのヘッドマークだ、とは知っていました(汗)
「183系」という、やはり旧国鉄からの車両でしたが、高校生になったばかりの身としては、在来線特急でさえおいそれと乗れるものではありませんでした。時代ですね。
旅した前年にデビューしたばかりだったのが、この「255系」という特急車両。これを見たかったのでした。先ほどの「183系」をこの後にすべて置き換えて、東京発の房総特急の看板車両となります。ロゴがかっこいい。
しかし、今春のダイヤ改正で定期運用からは外れ、臨時列車専任になったのだとのこと。30年という時の流れは、本当に早いものです(汗)
さて当時、未乗線区ばかりだった首都圏のJR路線。日のあるうちは「青春18きっぷ」でひたすらそれらに乗りまくり、暗くなってからターミナル駅で駅撮り、ということをしていたようです。ここからは東京駅、地上ホームでの様子。
おっ、「踊り子号」と思ったのですが、夜に東京から伊豆にはもう列車はありませんでした。
「湘南ライナー」でした。
特急車両を使用したいわゆる「ホームライナー」で、整理券を別途購入すれば、着席保証されるもの。3723Mと列車番号が写っているので、これは「湘南ライナー3号(東京19:30発→小田原20:41着)」だとわかりました。
これは関西でも幾つかありましたが、驚いたのは比較にならないその種類と本数。
さすがに利用者が多いのだなということと、着席保証のニーズというものが首都圏では高いのだなと、驚いたことを覚えています。出典①。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「JTB時刻表 1994年3月号」日本交通公社発行)