みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄した旅日記を、本日より再開したいと思います。




前回までの記事はこちらです↑

「東北新幹線(盛岡〜八戸間)」と「大湊線(野辺地〜大湊間)」の初乗車を中心に、北東北の岩手・青森両県を巡って来ました。JR東日本ホームページより。



旅は第2日目(2024年3月12日)。
青森駅前の「東横イン」で迎える朝です。

昨日に続いて、天気はあまり良くない予報。
点けたテレビから、東日本の広い範囲では概ね雨予報だというのが気にかかります。果たしてどうなるか。


さて、昨日は夜に到着したここ「青森駅」。

まわりの様子は窺えなかったのですが、これは立派な駅ビルですね。下車してからあちこちで工事中でしたが、4月に複合施設「LOVINA(ラビナ)」としてオープンしたのだとのこと。


おっ、昨日乗った「青い森鉄道」の列車が見えます。かつての「東北本線」を継承した第三セクターの鉄道会社です。



青色の屋根がかかるホームを辿って行きますと奥には、それを一気にまたぐ斜張橋。「青森ベイブリッジ」と呼ばれる、青森駅のランドマークだとのこと。

長いホームは、この真下あたりが終端部。


青函連絡船が健在だった頃はこの先に乗り換え口があり、上野などから長距離列車で辿り着いた乗客たちが連絡船目がけていっせいに走り出した、という逸話は有名なもの。


1988(昭和63)年3月、青函トンネルが開業した時、わたしは小学生も低学年でしたので、ついに連絡船には乗ったことはなかったのですが。一度は、にぎやかなその雰囲気を体験してみたかったものだなと感じます。出典①。


では、朝食を頂くことにします。
「東横イン」では料金に入っていますので、毎回助かります。会場は1階ロビー。


旅に出ますと、まったく不思議なことなのですが普段ないような食欲が湧いて来ます。そういったことで、旅先の朝はがっつり食べます。



お味噌汁と、このひじきがおいしかった!
地のものでしょうか。


そして、青森ですのでやはりりんごジュース…ではなくて、オレンジジュース。りんごはあえなく?品切れになっていました(汗)みなさん、考えることは同じなのでしょうか。


宿を出たのは、7時を過ぎたところ。
昨日は始発の4時台でしたので、ゆっくりです。お世話になりました。



ホテルから一本、道を抜けますとそこはもう駅前のバスロータリー。ラッシュ時間にかかろうかというところですので、出入りするものは引きも切りません。

旅先でこうした光景に出くわすと、非日常を味わっているなと贅沢な気分になります。


ところで、先ほど部屋の窓から全貌が見えたあたらしい駅ビル。これも昨晩、到着した時には気づかなかったのですが、駅名が「あおもり駅」とひらがな表記になっているではないですか。



既出の写真ですが、新駅舎が建設される前の四代目青森駅。こちらでも駅名はひらがな表記。

特徴あるものだなと、この時にも思ったのですが、駅舎を建て替える際に、このひらがな表記
がなくなることを惜しむ声が多数あったため、
新駅舎でも継承することになったそう。2002(平成14)年2月、ブログ主撮影。


なにげないものかも知れませんが、地元の人々にとっては大切な思い出でもあり、シンボルだったのでしょうね。いいエピソードです。



ロータリーをうろうろしていますと、その北奥に大きな船が停泊しているのを見つけました。


先ほども触れましたが、青函トンネルの開業まで大切な交通手段だった青函連絡船で活躍していた「八甲田丸」でした。グーグル地図より。

現在は「メモリアルシップ」として、内部を自由に見学出来るようになっています。まさにここが本州と北海道との結節点。繰り返しますが
その時代に、連絡船で北海道に渡ってみたかったm(_ _)m



さて、ここで改札を入ります。
いよいよ、第2日目の「キュンパス」乗り鉄旅がはじまりました。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「各駅停車全国歴史散歩3 青森県(東奥日報社編・河出書房新社刊 昭和57年1月発行)」)