みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年3月、期間限定で発売されたJR東日本全線乗り放題の企画乗車券「キュンパス」で、その北東北の未乗線区を乗り鉄しようと旅した際の様子をお送りしています。




旅の第1日目、2024(令和6)年3月11日です。

「キュンパス」で巡る北東北の旅、いよいよ「仙台駅(仙台市青葉区)」から、上りの「東北新幹線」に乗り込むというところです。


定刻の10時41分、高架駅の仙台をゆっくりと発車。仙台では多数の下車があった一方で、同じくらいの乗車。見た感じ、殆ど席は埋まっています。平日ですのに、大変な混みようです。


「キュンパス」は、1枚(一日分)につき2回まで新幹線、在来線特急の普通車指定席を利用することが出来ます。これをいちおう押さえておいたのですが、助かりました。


さて、乗り込んだ「こまち11号 秋田ゆき」で、まずは岩手・盛岡に向かうことにしています。グーグル地図より。


ところで、この「こまち11号」は7両の秋田ゆきですが、その後方に「はやぶさ11号」10両を併結しています。都合、17両という長大な編成で、東京から北へ向かっています。

いわゆる「速達型」と呼ばれるもので、盛岡までは、上野・大宮・仙台のみに停車。出典①。


そういったことで、乗車した仙台の次はもう盛岡です。それも、所要時間はわずか39分!


調べてみますと、仙台〜盛岡間は183.5km。

大阪民のわたしから比較してみると、新大阪〜岡山間が180.3kmですので、これとほぼ同距離。「のぞみ」でこの区間は45分程度(新神戸停車)ですから、大変な超スピードです。


そのようなことを考えているうちに、列車はトンネルを幾つも抜けて、宮城から岩手に入っていました。沿線には、雪がちらほら。



北国にやって来たのだなと、雰囲気が高まって来ます。ただ、ちょっと曇天のよう。



11時20分、仙台からあっという間の40分ほどで「盛岡駅(岩手県盛岡市)」に無事到着。しかし、むちゃくちゃ速かった!


「こまち」編成からホームに降り立つのですが、後方に連結されている「はやぶさ」編成との間に、なにやらえらい人垣が出来ているではないですか。


前回記事でも触れたのですが、新青森に向かう「はやぶさ」編成と、在来線に入り秋田に向かう「こまち」編成は、この盛岡駅で分割併合されるようになっています。同。


ここで、それらの切り離しをするのでした。
さながらテーマパークのようですが、この作業は一大アトラクション?になっているよう。


わたしも、人垣に入らせて貰って見届けることが出来ました。自動で連結を開放するのですね。おもしろいものを見られました。

「こまち11号」はこの先各駅停車となり、秋田に13時02分着。


ところで先日まで、今春に開業した「北陸新幹線 金沢〜敦賀間延伸」について取り上げていましたが、敦賀から先、京都や新大阪に至る残りルートの着工めどはまったく立っていません。


しかし、現在ではJR東日本のみ採用している在来線に乗り入れる「ミニ新幹線」。

例えば交直流車両を用いて、敦賀から先の在来線「北陸本線・湖西線・JR京都線」などを三線レールにし、この方式で京都駅や新大阪駅、大阪駅に乗り入れることなんて出来たりしないかな…などと思うのですが。大阪駅にて。



鉄ヲタの妄想だとは十分承知なんですが、水資源や環境保護が叫ばれることもあり、大深度に長大なトンネルを、それも工期もはっきりしないまま掘る、となると…まったく余談でした。


さて、切り離された後方の「はやぶさ11号」もこの先は各駅停車となり、終着駅・新青森には12時29分着。



「はやぶさ11号」も無事に盛岡を発車して行きました。わたしにとってはこの先、未乗区間なのですが、まずは盛岡で降りることにします。

次回に続きます。
今日はこんなところです。

(出典①「JTB時刻表 2024年3月号」JTBパブリッシング)