さらば北陸特急街道「特急サンダーバード」で金沢へ!北陸鉄道乗り鉄日帰り旅〜その68 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

3月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。

全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。


金沢から帰阪の「特急サンダーバード44号 大阪ゆき」車中の人となりました。


快調に飛ばす夜汽車の雰囲気を味わいながら、西へ西へと戻っています。



さて、ますのすしを頂いて少しうつらうつら。目が覚めると、駅に停車していました。


敦賀駅でした。
新幹線が、金沢から延びて来るのはここまで。



ここから京都・大阪方面には「サンダーバード」は残りますが、関西から福井・金沢方面に直通するという便利な列車から、この敦賀で「北陸新幹線」に接続する短距離特急へと、その役割は大きく変わってしまいました。



頭では理解しているのですが、京都・大阪方面からですと、北陸路へはこれからは敦賀での乗り換えが必須になります。

大阪や京都から「サンダーバード」が直通しない北陸路の旅とは、どのようなものになるのか。なかなか想像がつきません。「NHKおはよう日本」2024(令和6)年3月16日放送より。


敦賀を出てほどなく「湖西線」に入りました。見慣れた新快速、快速電車と頻繁にすれ違うようになり、帰って来たのなあと感じます。



そして、最後の停車駅「新大阪駅(大阪市淀川区)」に到着。グーグル地図より。



ここからも、動画でどうぞ。
金沢から3時間弱、「長い旅の終わり」を十二分に感じさせられる車窓が展開されるのでした。



淀川をわたり「おおさか東線」の列車と並走。


ネオン眩しい「大阪駅(同北区)」が近づきます。まだ宵の口です。


定刻の21時23分、大阪駅3番線に無事到着。



対向の4番線は、この時間帯は神戸・姫路方面に向かう新快速が発着するホームです。

家路を急ぐたくさんの人々の姿に混じると、まさに旅の終わり。


わたしも、帰路に就くことにします。
にぎやかな3・4番線を後に、ホームの西端へ。




地下改札を一度出て「大阪駅地下ホーム」、通称「うめきた新駅」に降り立ちます。

先ほど、車窓で並走していた「おおさか東線」が発着するホームですが、こちらは先ほどまでの繁華さが嘘のよう。



放出(はなてん、同鶴見区)での乗り換えも良く、帰宅したのは10時を回った頃でした。

やはり、わたしのような東部大阪に住む者にしてみれば便利な路線だなと感じます。特に、荷物も多くて旅から帰る時などは、混んでいる環状線に乗らずに済みますし…余談でした。


さて、長らくお送りして来たこのシリーズもおしまいです。
さまざまな種類の特急や急行、寝台列車がきら星のごとく走っていた「北陸本線」。

小さい頃から憧れの的で、自由に旅をすることが出来るようになってからも、その気持ちはいささかも変わることはありませんでした。
 

全国的に見ても珍しい、華々しい「特急街道」だった「北陸本線」。新幹線の開業はもちろんよろこばしいことですが、その役割が、一挙に変わってしまったという今春のダイヤ改正。


世の中の移り変わりと、小さい頃からの思い出が入り交じるような思いの旅でした。最後に、良い旅が出来ました。


そして、金沢近郊に路線を延ばす「北陸鉄道」2路線の乗り鉄。



「浅野川線」の新型車両や、未踏の地だった白山麓の「石川線」ともども、またさまざまな歴史や経緯を知ることが出来た、こちらも実に有意義な乗り鉄でした。



次は、敦賀での乗り換えになる北陸路。
果たしてどのように変貌した旅路になるのか。ぜひに早く新幹線にも乗ってみたいものです。

長駆、おつきあいくださりありがとうございました。このシリーズはこんなところです。