さらば北陸特急街道「特急サンダーバード」で金沢へ!北陸鉄道乗り鉄日帰り旅〜その67 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

3月16日の「北陸新幹線 敦賀〜金沢間開業」と入れ替わり、長年親しまれた在来線特急が姿を消した、敦賀から先の「北陸本線」。

全国的にも稀少な「特急街道」を最後に味わいたいと、大阪発「特急サンダーバード」に乗り、昨年11月に石川・金沢周辺をさまざま日帰り乗り鉄した際の道中記をお送りしています。


ただいま「金沢駅」。
長かった一日も、いよいよ「サンダーバード」で帰阪するのみとなりました。



乗車するのは「特急サンダーバード44号 大阪ゆき」。行きは速達便でしたが、小松・加賀温泉・武生と、主要駅以外にも停車するもの。

京都には9時前、大阪には9時半過ぎに到着出来るので、観光や商用から関西に帰るのには、便利な時間帯なのでしょう。考えられた停車駅です。ヤフー乗り換えアプリより。


さて、列車は金沢を定刻に発車。
幸運なことに、当てがわれた11号車はモハ車両(モーターつき車両)だったとわかります。

そして発車直後の車内メロディは、もちろん谷村新司さんによる「北陸ロマン」。この調べがさらにモーター音にかかって、嗚呼、耳が幸せ!


それはさておき、すっかり暗くなった特急街道「北陸本線」を「サンダーバード」は大阪に向かって走りはじめました。


2時間40分ほどの旅ですが、新幹線が開業すれば金沢からは列車ごとなくなる車両に、風景。これまでの思い出に浸りながら、夜の車中を過ごしたいと思います。


ところで、金沢から「サンダーバード」で帰阪する時、恒例になっていることがあります。「ますのすし」を買い、車内で味わうということ。

もともとは富山名産で、金沢の駅弁ではないのですが。


これを開封するのが楽しい儀式です。
パッケージを外しますと、容器は独特な円形。


ふたも円形で、割った竹の棒でそれがきっちりと押さえつけられています。押し寿司の味を染ませるためです。


開封。一面の笹の葉がたまらんなあといつも感じます。香りもすばらしい。


その中には、ピンクが美しい色彩のます寿し。


薄く切られた身が、隙間なくびっしりと敷き詰められているのも、美しいものです。



これを、好きな大きさにナイフで切って。


酢の効いたますですが、素材の味わいも十二分に味わえるもの。酢飯もうまい。これがわたしの「金沢からの帰阪する時、サンダーバード(や雷鳥)車中での恒例行事」なのでした。

思い出は、味わいも深いものです。
今度は新幹線ですることになるのでしょうか。

次回に続きます。
今日はこんなところです。