みなさんこんにちは。前回からの続きです。
1970(昭和45)年開催の「大阪万博」で活躍した、万博を巡る千里の鉄道を中心にした交通機関についての企画展「振り返ろう懐かしの千里万博の時代」訪問記をお送りしています。



企画展が行われる最寄りの、阪急千里線 南千里駅(大阪府吹田市)に向かっているところ。その千里線に乗り換えるために、淡路駅(大阪市東淀川区)にやって来ています。



重層構造の高架化が、進められている淡路駅。引き続いては、駅の上手(京都・北千里方面)を望んでみます。


ここでは、地上線の南側に建設が進められている高架橋と駅。


ホーム先端から望む。左、千里線北千里方面、右、京都線京都・嵐山方面。さらに奥を横切る高架線は「JRおおさか東線」。阪急両線は、高々架でこれを越えなければなりません。


京都線の方は、すでに出来上がりつつあるその高架駆体へ潜り込むように、地上線が延びています。ここでは「直上施工方式」と呼ばれる工法でした。仮線を敷ける余地がないために、地上線の真上に高架橋を建設するという方法。


グーグル航空地図より。
と望んでいるのですが、地上線同様、高架線もここで2つに分岐する構造になっています。

まだまだ高架線は途切れ途切れですが、高架化されると、結構に横へ移動することになるのですね。沿線はすでに住宅密集地ですし、用地の確保からして、これは大変なはず。
さまざまな工法が採られるのもわかります。



そうこうしていますと、準急京都河原町ゆきが到着。反対側(右側)で普通北千里ゆきを待たせての発車。

くだんの直上高架の真下に消えて行きます。



ところで、こちらは阪急百貨店うめだ本店(大阪市北区)。梅田のまさに中心地、この横断歩道はJR大阪駅(同)から阪急大阪梅田駅(同)へと乗り換えるルートのひとつです。



今夏の7月から8月にかけて、こちらで夏休み恒例の人気イベント「鉄道模型フェスティバル2023」が行われていました。


例年通り、精密な鉄道模型のジオラマ・レイアウトや企画展示、鉄道模型各社の新製品が一堂に介するもので、実に楽しいものでした。

紙幅の都合で、ブログでは詳細に取り上げられなかったのですが。


その中に、この淡路駅を再現したジオラマが展示されていたことを思い出しました。せっかくですので、こちらも取り上げてみたいと思います。


カットからすると、駅の下手(大阪梅田・天神橋筋六丁目・OsakaMetro堺筋線方面)の情景を方向に、切り取ったものだとわかります。




狭いホームを、梅田ゆきの特急がゆっくりと通過するところ。鉄道模型というのは、目線レベルから観察するのもたまらぬ醍醐味ですね。



上から、下り(大阪市内方面)への2線と上り(京都・北千里方面)の2線。分岐し切ったところには、これまた狭隘な踏切があります。



しかし、模型でも本当に複雑なポイントです。




踏切を渡る、トラックの荷台に顔が!


この踏切を通過して、駅構内に入ろうとするのは2800系。京都線の河原町延伸(昭和38年6月)に合わせて登場した、特急専用として知られる車両。2扉というのが、特別な印象です。

阪急には詳しくないのですが、屋根上を見ると冷房化されていることがわかります。となると、昭和40年代後半〜50年代前半頃の時代背景でしょうか。ライバル「京阪特急」では、すでに「3000系テレビカー」が主力でした。



さらに、重層高架化が完了したジオラマもありました。やはり駅下手、同じ場所からのよう。


地上線を左へ、千里線天神橋筋六丁目・OsakaMetro堺筋線方面、右へ京都線十三・大阪梅田方面。


その上は3階部分。上り、京都河原町・北千里方面となるもの。ここで交差するのですね。


さらにその上部は4階。下り、大阪梅田・天神橋筋六丁目・OsakaMetro堺筋線方面。

現在は駅の両側で平面交差ですが、これを見ますと、高架になると上下線が完全に分離される構造になることがわかります。


おっ、高架線を天六方面に入線するのは「60系」。「大阪市地下鉄堺筋線」の開業(昭和44年12月)以来、長年にわたり阪急への相互乗り入れに活躍した車両です。


デビュー当時は5両、万博輸送に活躍した後には沿線の開発による乗客増に合わせて6両化。

さらに平成に入り8両と組み直され、阪急車両に合わせて冷房化もなされますが、後継車両の登場で全車両が廃車になったのは、ちょうど20年前の2003(平成15年)11月、だとのこと。もうそんなに経つのですね。


となると、現在建設中のこの高架を走るのは、鉄道模型ならではのこと。

「60系」はデビュー以来、堺筋線内と阪急北千里・高槻市間をひたすら走った車両。
時代を超えた再現といったところでしょうか。


ちなみに、この駅をはさんだ完全高架化完成は2031年度を予定しているそうです。まだまだ、先の長い工事になるようですが、高架線からの眺めはどのようなものになるのでしょうか。


次回に続きます。

今日はこんなところです。