「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その71 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



佳境に入った旅の第2日目(2023年6月14日)。
念願だった「観光特急 あをによし」の指定を幸いに取ることが出来て、奈良から京都へ向っているところです。グーグル地図より。


「近鉄奈良駅」を発車して間もなく、広大な平城宮跡を走り抜けた列車。
緑溢れる史跡公園が途切れるところから、少しずつスピードを緩めて行きました。もうすぐ「大和西大寺駅(同)」です。


いっぺんに車窓には住宅街が広がったかと思うと、車窓左側に幾本も並んだ列車が見えます。「西大寺検車区」です。


手前の入出場線の向こうには「橿原線(かしはらせん)」の本線路があります。つまり、その双方と「奈良線」が複雑に交わるというところ。


航空地図ではこのような位置関係。下が北。



「近鉄奈良駅」から5分ほどで「あをによし」最初の停車駅「大和西大寺駅」に到着。


駅東端から「橿原線」と「西大寺検車区」入出場線を望む。さらに左側には、ここまで乗車して来た「奈良線」が分岐していますので、大変な交錯具合です。

観ている方としては大変愉しいのですが(汗)「奈良線」の上下線を跨ぎ、京都から来た特急が「橿原神宮前駅(同橿原市)」に向かいます。


そういったことで「大和西大寺駅」は「奈良・京都・橿原」3線が交わる、奈良市内で最大級のターミナル駅。相互乗り入れしている阪神車両や京都市営地下鉄車両も顔を出すために、わたしなどにすると、まったく飽きません。



さて、西大寺から4号車には3〜4人ほどが乗り込みました。いずれも、外国人観光客と思しき姿。奈良駅でも感じましたが、インバウンド需要はすでにコロナ以前に戻ったようです。


左に別れて行くのは「奈良線」。生駒・大阪難波・尼崎・神戸三宮方面へ至る大動脈です。

今日はここまで、お世話になりました。


奈良ゆきの電車から、この駅を西側(大阪側)から見たところ。左(北側)から「京都線」、中央と右側は「奈良線」が構内で交わります。

先ほど触れた反対側の東側では、車両基地に入出庫する列車も加わりますので、大変複雑に入り組んだポイントは趣味的には興味を引くのですが、いざダイヤの組成や運用、となると現場の方々はたいそう大変なのでは、と感じます。


いよいよ「京都線」に入りました。「あをによし」は急カーブに線路を軋ませながら、奈良市内の住宅街を縫うように走って行きます。


「近鉄京都線」はこの「大和西大寺〜近鉄京都間」を結ぶ、総延長34.6kmの路線。「京都市営地下鉄烏丸線」とも相互乗り入れをしています。近鉄ホームページより。

京都と奈良という、日本を代表する二大観光都市を直結する重要な役割を果たすとともに、西大寺から先も県央の主要都市へ直通、さらに伊勢志摩方面へ直通する特急も運行されるなど、近鉄にとっては重要な幹線のひとつです。


大阪に住んでいるので、京奈間を結ぶこの「京都線」に乗る機会はそうそうありませんので、車窓が愉しみです。

列車は、すでに京都府内に入っていました。
府内でも「南山城」と呼ばれる南端の地です。

次回に続きます。
今日はこんなところです。