ついに実現した「なんば線シリーズ」一色の阪神電車に乗る 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。今日の話題です。



朝日大阪朝刊 2023(令和5)年10月22日付け 29面(社会面)より。
プロ野球では日本シリーズ出場を賭け、セ・パ両リーグでクライマックスシリーズが開幕。

結果、それぞれ独走状態でリーグ優勝したオリックスと阪神が勝ち上がり、日本シリーズで対決することになりました。



こちらでは「59年振りの関西対決」だというニュースに触れるのですが、その過去に一度だけあった対決とは、1964(昭和39)年の「南海(現在の福岡ソフトバンク)vs阪神」。同。


黄金時代の南海が4勝3敗で阪神を下し、日本一になったというのですが、阪神電車のターミナル駅というと梅田、南海電車は難波。




さらに南海は、駅すぐの「大阪球場(跡地は現在のなんばパークス)」をフランチャイズにしていたために、この年の日本シリーズは「御堂筋シリーズ」とも呼ばれたそうです。



時を経て、再び関西同士の球団による「日本シリーズ」が実現した訳ですが、オリックスの本拠地は「京セラドーム大阪(大阪市西区)」、阪神は「甲子園球場(兵庫県西宮市)」。


直線距離では10kmほどしか離れておらず、フランチャイズになっている互いの球場の近さが際立ちます。グーグル地図より。



さらに、それぞれの最寄り駅「ドーム前駅」と「甲子園駅」とは「阪神なんば線・阪神本線」を経由し直通の快速急行で最速20分弱、13.4km。出典①。


阪神電車で結節されるこの両球場での対決、「なんば線シリーズ」と呼ばれるなど、鉄道の方でも話題になっています。


そういったことで「なんば線シリーズ」に湧く阪神電車に乗車した先日の様子を、少しばかりお送りしたいと思います。

これを先日よりお送りしています「近鉄全線2日間フリーきっぷ」道中記に挟ませて頂きますm(_ _)m 尼崎にて。


まずは「阪神大阪梅田駅(大阪市北区)」にやって来ました。

阪神が、リーグ優勝を決めた数日後のこと。





駅構内のあちこちにこの祝勝ポスターが張られているのを見るにつけ、球団と電鉄は切っても切れない深い関係なんやなあと、つくづく感じます。阪神ならではです。



さて、朝のラッシュはすっかり終わった頃でしたが、電車は引きも切らすやって来ます。

改札に入らずともその雰囲気を十分に楽しめるものですので、小さい頃、梅田へ親に連れられた時には、スタンドのミックスジュースを買って貰い、行き交う電車を眺めたものです。することはいまもあまり変わっていません(苦笑)



車両の先頭、助手席側には、先ほどのポスターと同じデザインの、優勝を祝賀したプレート掲出。どうやら、すべての編成に取り付けられているようです。すごい…



わたしは阪神ファンではないのですが、自分のひいき球団にまつわるものが、それも好きな鉄道車両に取り付けられているとなると。これは堪らぬものがあるに違いありません。うらやましいなあ〜



その後に「尼崎駅(兵庫県尼崎市)」へ移動。府県境を越えてはいますが、速達列車では所要時間はわずか10分ほど。




青基調の車両は、各駅停車専用。



この駅から、くだんの「阪神なんば線」は分岐しています。手前の「普通 東花園ゆき(大阪府東大阪市)」は「なんば線」を介し近鉄電車に乗り入れる、この駅始発の列車。

梅田より遥かに、各方面へと頻繁にやって来る列車を見回す限り、例外なく優勝祝賀の掲出がなされているのかな?と思うのですが…


阪神電車に乗り入れている「山陽電車」車両。大阪・姫路間で運行される「直通特急」として、長駆はるばるやって来るものです。


同社の「山陽明石〜山陽姫路間」が、今年8月で開業100周年を迎える記念のものでした。姫路城に明石の天文科学館、いいデザインだと感じます。二枚看板という華々しさです。


よくよく観察しますと、山陽車両のこちらでは阪神球団の球団旗が掲出されています。甲子園球場で主催試合がある日バージョンですが、まさに百花繚乱、という印象を受けます。



山陽車両の「直通特急」は、尼崎止まりの近鉄車両を待っての発車。

この駅の接続は実に絶妙ですが、さすがに近鉄車両のこちらには、別段なにもない💦




掲出がなされているだけでも、だいぶと雰囲気が違います。優勝という重みを感じます。

さらに、次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「フリー百科事典Wikipedia#阪神本線」)