「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その46 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。




乗り鉄の第2日目(2023年6月14日)。

ここは「近鉄生駒駅(奈良県生駒市)」に隣接している「鳥居前駅(同)」。


ゆっくり出発したこの日は、久々に「生駒ケーブル」に乗ることにしたという、続きです。



さて、以前に撮影したこのケーブルカーの写真を引っ張り出して、あれこれと語っています。前回に引き続き1999(平成11)年7月、大学生だったブログ主撮影。


ところで、歴代の車両に付けられている愛称は車両の先頭、腰の部分に描かれていました。



1918(大正7)年、日本初のケーブルカーとして開業して以来の車両に由来する、古豪の「1号」には「いのり」。


同じくして活躍した、相棒の「2号」には「めぐみ」。


戦後登場した「3号」には「すずらん」。


そして「4号」には「白樺」。

あれ、これだけはひらがなではなく、漢字表記です。




今回の訪問でも、やはり漢字のままでした。「しらかば」ではないのですね。

その理由というのが、あくまでも噂だとされる話しですが、かつてケーブル車両の側面に、これらの愛称を記そうとした時のこと。


街中を走るトラックには、このような表記をしているものを見かけます。

車両向かって左側に記される文字というのは、対向車とのすれ違いが左側になることから、視認の仕方を考え、このような「逆さ文字」の表記をされることがあります。


めいらくの「ターャジス 人恋の色褐」は有名ですが、これを「生駒ケーブル」でもしようとしたそうです。



ただ、このやり方をひらがな表記にした「しらかば」でやるとなると、どうなるのか…


という理由だそうで。おもしろいエピソードです。「めいらくグループ」ホームページより。



開業以来の古豪、1・2号車の引退に合わせて2000(平成12)年に登場したのが前回の記事でも触れたこの、派手ながら愛らしい車両たち。


これから向かう、ケーブルカーの終着駅に直結している「生駒山上遊園地」内に、ペットとふれあえる施設がオープンしたことに由来したのだそう(現在は閉鎖)。



車掌の帽子をかぶった犬(ブルドッグ)を模したのが「ブル」。車番は11号。



双眼鏡で景色を覗いた三毛猫を模したのが「ミケ」。車番は12号。いずれも、鳥居前にて。


しかし、乗る前から興味深い話しばかりだというのには、歴史ある路線ならではと感じます。


次回に続きます。

今日はこんなところです。