みなさんこんにちは。前回からの続きです。
今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。
乗り鉄の第2日目(2023年6月14日)。
ここは「近鉄生駒駅(奈良県生駒市)」に隣接している「鳥居前駅(同)」。
ゆっくり出発したこの日は、久々に「生駒ケーブル」に乗ることにしたという、続きです。
ところで、歴代の車両に付けられている愛称は車両の先頭、腰の部分に描かれていました。
そして「4号」には「白樺」。
あれ、これだけはひらがなではなく、漢字表記です。

その理由というのが、あくまでも噂だとされる話しですが、かつてケーブル車両の側面に、これらの愛称を記そうとした時のこと。

街中を走るトラックには、このような表記をしているものを見かけます。
車両向かって左側に記される文字というのは、対向車とのすれ違いが左側になることから、視認の仕方を考え、このような「逆さ文字」の表記をされることがあります。

めいらくの「ターャジス 人恋の色褐」は有名ですが、これを「生駒ケーブル」でもしようとしたそうです。
ただ、このやり方をひらがな表記にした「しらかば」でやるとなると、どうなるのか…

開業以来の古豪、1・2号車の引退に合わせて2000(平成12)年に登場したのが前回の記事でも触れたこの、派手ながら愛らしい車両たち。
これから向かう、ケーブルカーの終着駅に直結している「生駒山上遊園地」内に、ペットとふれあえる施設がオープンしたことに由来したのだそう(現在は閉鎖)。
車掌の帽子をかぶった犬(ブルドッグ)を模したのが「ブル」。車番は11号。

しかし、乗る前から興味深い話しばかりだというのには、歴史ある路線ならではと感じます。
次回に続きます。
今日はこんなところです。