みなさまこんにちは。前回からの続きです。
今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。
旅の第1日目(2023年6月13日)。
「近鉄四日市駅(三重県四日市市)」高架下に乗り入れている「四日市あすなろう鉄道 あすなろう四日市駅」をあれこれ探索しています。

絶滅危惧種と言える「ナローゲージ」という、軌道幅が762mmの小規模な規格の鉄道。小柄な車体ながら、鮮やかな緑の塗装がフレッシュな印象。「なろうグリーン」と呼ぶそうです。


行き先表示は、これまた懐かしい板式。
デザインも明るくて秀逸なものですね。
この「260系」という車両自体は「四日市あすなろう鉄道」の前身、近鉄時代からのもの。
デビューは1982(昭和57)年6月とのことですが、旧型車両の中に、この新型車両が導入されたインパクトは相当だったようです。出典①。

運営会社が変わるに当たり、車両内外には大規模なリニューアルがなされたとのこと。
それでは早速「内部ゆき」車内の様子を観察してみたいと思います。
路線の大半ではワンマン運転。扉も大きく広く、バリアフリー対応。近代的な設えです。


運転室。中央に運転台が設けられており、大型の一面ガラスも加わって、実に視界が広く、明るい印象を受けます。
運転器具の配置もゆったりしているよう。一般的な近鉄電車のそれとも似ています。

後に到着したものの、先発はこちらだということ。早速、乗り込むことにします。
列車の行き先は「西日野駅」。
2つ目の「日永駅」から分岐する、たった一駅だけの支線「八王子線」の列車でした。
先日の記事でも触れましたが、この路線両駅に「八王子」という名前がありません。
そのあたりも、現地でいろいろと探ってみることにしたいと思います。グーグル地図より。
この行き先板のデザインも、実にいいですね。グッズがあれば、ぜひ買い求めたいくらい。
次回に続きます。
今日はこんなところです。
(出典①「ヤマケイハンドブック13 近鉄」廣田尚敬写真・吉川文夫写真・山と溪谷社発行 1984年7月)