今年6月限定!「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡る近鉄沿線道中記〜その6 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


今年6月に限定で発売された「近鉄全線2日間フリーきっぷ」で巡った、近鉄沿線乗り鉄道中記をお送りしています。



旅の第1日目(2023年6月13日)。

大阪難波を朝の6時半に出発、まずは「名古屋ゆき特急アーバンライナー」の車中の人です。



津、白子と過ぎますと、車窓右手にたくさんのタンク車が並びます。「JR貨物 塩浜駅」ですが、もう四日市市内に入りました。

背景に見える「四日市コンビナート」から産出された石油を輸送するためのものですが、この先で「JR関西本線」と線路はつながっていて、各地へと貨物列車は出発して行きます。近鉄電車とは軌道幅が違うので、直通は出来ず。



さて、いよいよ四日市駅が近づいて来ました。

「湯の山温泉方面」は「湯の山線」ですが、思わず目に留まるのはその下段。「四日市あすなろう鉄道」という路線も、近鉄四日市駅からは分岐しています。


ちなみにこれ、英字表記ではそのままの「Asunarou」。インパクトある路線名ですが、実は、国内の鉄道では非常に希少な性格を持つ路線そのものの特徴を忠実に示しているものという、深い意味があるのでした。


もともとは近鉄だった路線ですが、四日市までの車中で、今日はその「四日市あすなろう鉄道」に乗車しようと決めた次第です。




定刻の8時22分に「近鉄四日市駅(三重県四日市市)」到着。20〜30人ほどの降車と、同じくらいの乗車のように見受けられました。おそらくは、終点の名古屋まで行かれるのでしょう。

大阪難波からは、1時間50分ほどの「アーバンライナー」、実に快適な車中と車窓でした。まだ乗っていたいのですが💦



さて、ホームにはその「名古屋ゆき特急アーバンライナー」を普通列車が待っていました。この区間では、2・3両編成が主だという「名古屋線」の普通や準急です。

同じ近鉄電車でも、見慣れている大阪近郊とではだいぶ印象が異なるのですが、その隣には「名古屋線」から左手に分かれて行く路線が。



車内案内でもあった「湯の山線」列車でした。滋賀の県境に近く、東海・近畿地方の奥座敷として知られる「湯の山温泉」へと向かう路線。

ヘッドマークに「開湯1300年」とあるのに驚くのですが、奈良時代の養老2(718)年に源泉が発見されたという、長い歴史を誇る名湯です。一度、家族旅行で行ってみたいですね。


さて、大阪方面へ「特急ひのとり」が疾風の如く走り去って行くのを見届けコンコース階へ。

帰路には、このメタリックレッドの特急列車に初乗車が実現するでしょうか。


時刻は、朝の8時半を回ったところ。
ラッシュのピークは過ぎ、列車の発着が途切れたこともあってでしょうか。意外にも閑散とした雰囲気です。


ところで「名古屋線」の重要な拠点となっている、この「近鉄四日市駅」。

名古屋へは頻発する特急や急行で30〜40分ほどで到達出来るというので、大都市・名古屋のベッドタウンにもなっているとわかります。


そして、県庁所在地の津までは20分、大阪までは特急で2時間弱。宇治山田へは50分ほど。

県内のみならず、奈良・大阪方面へのアクセスも大変便利だと感じます。ところで…


「名古屋線」はじめ、三重や愛知県内の近鉄電車の駅では、案内表示に「神戸」の文字が見られるようになるのに気づきます。



近鉄電車は「大阪難波駅(大阪市中央区)」が終点ですが、その先で神戸方面に直通する「阪神なんば線」と相互乗り入れがはじまり、今年で早や14年。

この駅から神戸方面へ直通列車の設定はありませんが、🎵線路は続くよどこまでも…というものを地で行っている、広大な路線ネットワークなのだなと感じます。




余談ですが、近鉄に乗り入れしている阪神側で は逆に「名古屋・伊勢志摩方面」という表記をしています。長く、広く続く鉄路にロマンを感じるサインです。「阪神なんば線」が開業した2009(平成21)年3月20日、尼崎にて。

次回に続きます。
今日はこんなところです。