みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月になりました。
長崎・五島列島と、おらが街・東大阪が舞台の、NHK朝ドラ「舞いあがれ!」。昨年10月から半年にかけての放送も、昨日ついに最終回を迎えました。
劇中で登場した、市内の各地を市民はしくれのわたしが巡り、そのエピソードを回顧しようということを、最後に行おうという企画。
パイロットの内定を辞退し、家業の「株式会社IWAKURA」に営業担当の新入社員として入社。
今回は、営業の厳しさを知ることになった主人公・岩倉舞(福原遥さん)の、その奮闘のさまが映し出された、ロケ地を探索しています。
第16週「母と私の挑戦」編で登場しました↑
①②と見て参りまして、場所は③へ移ります。★は「近鉄バス 機械団地」停留所。ヤフー地図より。
ところで、営業担当となった新入社員・舞の先輩は藤沢君(榎田貴斗さん)。
しかし、手当たり次第に業者に電話をかけまくり、話しを聞いてくれないなら、飛び込み営業や!と、自信満々に舞に語ります。おいおい…
③のここ。こちらも①②で登場した、老舗のねじ卸会社「コノエ」さんのビルです。
建物の色が違うので、ここなんかしら?と思ったのですが、形に違いはありません。編集の際に、そのあたりは自在に手入れが出来るんですね。最近の技術というのはすごい。
舞越しに見える窓の外には、長細い建物が見えました。奥はおらが街のシンボル「生駒山」。高さから、このビルでのロケのようです。
方角的にはこれです。やはり、先ほどのトナミさんの物流センター。
これを拡大。ちょっと見づらいのですが、コノエさんがモデルになった、劇中で登場する「カワチ鋲螺(びょうら)」の所在地は「大阪府東大阪市北摘路(きたつむじ)町2丁目」。
岩倉家は「摘路町3丁目」ですので、比較的近所のようです。舞に届いた、就職内定先の「ハカタエアライン」からの簡易書留より。
マジコメしますと、この一帯は「大阪府東大阪市本庄(ほんじょう)東・本庄中・本庄西」という地番。その大半に、工場や事業所が軒を連ねるという情景が広がるところです。
先日の記事でも触れたのですが、リーマンショックの影響で実家の「株式会社IWAKURA」が倒産の危機に直面し、それを挽回しようと無理を重ね奔走していた、父・浩太が急逝。
舞自身も、苦心してようやく内定を得たパイロット職の就職も、リーマンショックのために一年延期に。2009年、舞が23歳の頃です。
劇中おそらくは、彼女の人生の中でも最大の逆風にさらされた、苦しい時期だったのではないかと察します。そこからよく頑張ったなと、最終回を迎える当たり感慨に耽ってしまいます。
父娘にわたって、命運を繋いでくれた森本さんに感謝、ということだったですね。印象に残っているシーンでした。
それはさておき、これまで「朝ドラ」には登場しそうにもなかった、ねじ製造や町工場、それに関わるさまざまな会社や人々のさま。
それが今回「舞いあがれ!」でクローズアップされたということは、実は大変な意義のあることだったのでは、とも感じる次第です。
地元民としてはまさに「東大阪らしさ」が満載のところですから…感慨深い「機械団地」探索でした。終始人影が見えないのは、日曜日だったため。念のため。
帰路は、さらに南へ10分ほど歩いたところにある「近鉄けいはんな線 荒本駅」が近くでした。「OsakaMetro中央線」と相互乗り入れしている路線です。ご参考まで。
そういったことで、ここまで2箇所のロケ地探索を敢行して参りました。
次回は春爛漫の、市内でも緑濃いこの公園周辺を訪問することにして、この探索シリーズを締めくくりたいと思います。
次回に続きます。
今日はこんなところです。