NHK大阪放送局で開催!朝ドラ「舞いあがれ!」セット公開展を見学する〜後編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。




「NHK大阪放送局(大阪市中央区)」アトリウムで開催中、朝ドラ「舞いあがれ!」のセット公開展示(〜4/2)にやって来ています。

いよいよ放送も第26週目、5回を残すのみになりました。精密に作り込まれたセットには、これまでの劇中で登場したシーンを思わず回想させられます。


続いては「お好み焼 うめづ」のセット。


主人公・岩倉舞(福原遥さん)実家の隣で、勝(山口智充さん)・雪乃(くわばたりえさん)が営む、大阪らしい庶民的なお好み焼屋です。



後に舞の夫になる息子・貴司(赤楚衛二さん)の実家でもあるのですが、町工場の人々のコミュニティとして劇中では描かれていました。




昔ながらの、この佇まいがいいですね。値段も良心的な。





これは確か、舞が航空学校に合格した時に、勝が焼いてくれたやつ。派手ですね(笑)







ところでこの「うめづ」店内には、たくさんのサイン色紙が飾られているのが、劇中でも目立っていました。


主人の勝が「近鉄バファローズ」の熱烈なファンだというので、この左側のやつは…ひょっとして「ラルフ・ブライアント」

1988年というのも、時代背景としては合っています。「中日ドラゴンズ」の二軍でくすぶっていたところを、当時の仰木彬・近鉄監督らに見出されて、急遽トレードされた年です。


さらに、石毛博司岩熊寿史とは…

元ネタ?は「石毛博史投手(読売→近鉄・大阪近鉄→阪神)」「岩隈久志投手(大阪近鉄→オリックス→東北楽天→シアトル・マリナーズ→読売)」。いずれも「近鉄(〜1998年)・大阪近鉄(1999年〜)」時代に所属の両選手です。


こちらも年代はピタリ。バファローズ選手も来店する、名物お好み焼屋の「うめづ」でした。


たくさんのものが飾られている店内ですが、このようなものも見つけました。




「布施戎神社」の福笹。東大阪では知られた戎さんです。

先日のこの記事でも触れたのですが、物語の舞台になっている「大阪府東大阪市摘路町(つむじちょう)」は「近鉄布施駅」一帯がモデルになっています。



このドラマ、こういったところが史実に基づく描写がきめ細やかなので、地元民のはしくれとしては、うれしくなります。近鉄布施駅にて。


ところで、この「うめづ」と、隣り合う「岩倉家」のイメージスケッチも、ここでは公開されていました。

岩倉家の玄関隣のシャッターは、かつて個人企業としてねじ製造を営んでいた作業場。その右側に「うめづ」はあるのですが…



「店のロゴは梅の木とコテを組み合わせてバファローズ風に見えるようにデザイン」…というくだり。



なんとこれ、そう言われると、よく似ていることに気づきました!なるほど、ここまで考えられていたとは。ブログ主所蔵。


近鉄球団が「大阪ドーム(現在の京セラドーム大阪)」に本拠地移転後も、球団が合併で消滅するまで大切に使用されていた、岡本太郎画伯(1911〜1996)デザインの猛牛マークですから、敬意を払ってのことだったのでしょう。



勝が熱烈に応援していた近鉄球団は、2004(平成16)年の球界再編で当時の「オリックス・ブルーウェーブ」と合併、翌年に「オリックス・バファローズ」として再出発を果たします。



ですが、年明け放送あたりから「うめづ」の店内には、その「オリックス・バファローズ」のレプリカユニフォームや、タオルなどが登場します。

勝としては、選手がバラバラになる球団合併は複雑な心境だったと察するのですが、この変化たるや、それらを乗り越えてのことかと感じます。昨年には、悲願の日本一にもなりましたし…


そのあたりについては、東大阪市役所の展望台で開催されている、こちらの「舞いあがれ!」展でも取り上げました。よろしければどうぞ↑

市役所展望台での展示は、3月31日まで。



劇中、勝から語られることが殆どなかった「バファローズ」でしたが、その存在感は、言葉にせずとも半端ないものだったように感じます。



次回に続きます。

今日はこんなところです。