NHK大阪放送局で開催!朝ドラ「舞いあがれ!」セット公開展を見学する〜中編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



「NHK大阪放送局(大阪市中央区)」アトリウムで開催中、朝ドラ「舞いあがれ!」のセット公開展示(〜4/2)にやって来ています。

いよいよ、放送も来週の5回を残すのみになりましたが、精密に作り込まれたセットには、これまでの劇中で登場したシーンを思わず回想させられます。


撮影禁止のものもあったのですが、順に拝見して行きます。まずは「舞と貴司の部屋」。


主人公・岩倉舞(福原遥さん)の自宅と、後に結婚することになる梅津貴司(赤楚衛二さん)の自宅兼店舗は、隣同士でした。


ただ、劇中でしばしば登場したこの細い道なりの並びも、やはりセットだとのこと。見た目にも大掛かりなので、おそらくはそのまま持って来れなかったのでしょうか。

そういったことで、幼少期から結婚前のまでの貴司と舞の部屋(2階部分)が、切り取られて展示されていました。



まずは、貴司君の部屋から。係の方からは「実際に中に入ってみてください」とのこと。劇中では、映り込むシーンが確かなかったはず…これはありがたい。




現時点では、短歌集を2冊出している貴司。小さい頃から読書が趣味だったというので、本棚にもたくさんの本がひしめいていました。



どのようなジャンルを彼は読んでいたのか、気になるのですが…やはり日本の古典文学にはじまり、明治期以降に文壇を飾った作家のもの。


西洋戯曲の類もでした。


気になったのは「電車男」や「宮本顕治対談集」があったこと!2ちゃんねるが由来の作品に、プロレタリア文学に端を発し、投獄されてなお共産主義を貫いた人物の、とは正反対な。

貴司は、守備範囲が広いのやなあと感じます。



続いては、舞の部屋です。こちらは、幼少期から結婚前にリフォームするまで、変わらない様子。劇中にも度々、登場しました。



いまさらながらですが、舞は両親を説得して大学を中退し「航空学校」へ進学した経緯がありました。もう、遥か彼方のことのようですが、

試験対策に使っていたものでしょうか。




そして傍らには、新聞で紹介された貴司の短歌の切り抜き記事。




自分の居場所を見つけたいと、全国各地を旅しながら、独学で短歌を拵えていた貴司。その努力が実りはじめた頃のエピソードでした。舞の喜びようが印象に残っています。第16週より。


デスクまわりをさらに観察。


この絵葉書…どこかで見たことがあります。



第1回放送で、母・めぐみ(永作博美さん)宛にその親友から送られて来た五島列島の風景。


きれいなとこやなあと、小学3年生だった舞がめぐみから貰い受けていたもの。舞がはじめて五島のことを知ったきっかけでした。よほど気に入っていたのでしょうね。


そして、隣のカレンダーは「2004年6月」。



航空工学を学ぶべく浪速大学に入学、人力飛行機サークル「なにわバードマン」に入部した、18歳の舞。期せずして人力飛行機パイロットを
務めることになり、脇目も顧みずにトレーニングに励むことになった頃。




こうしてみますと、小さい頃から空を飛ぶことに憧れ続け、実際に航空学校に入学しそれを実現させた、という経緯がよくわかります。青春ただ中の人力飛行機編、航空学校編でした。


さて、余計なことするなと言われそうですが、舞もやはり年相応の女子です。




このあたり見ると、舞もおしゃれ好きな、普通の若い女子なんやなあと感じます。うちでも毎朝、JKの長女が熱心にやって居りますので。



そして、祖母・祥子(高畑淳子さん)と転地療養していた五島列島から東大阪に持ち帰った「ばらもん凧」。
舞は、お守りのように大切に飾っています。


ところで、この貴司と舞の部屋というのは、まさに「ま隣」。窓を開けると、互いの姿を確かめることが出来るというもの。


これ、本当にいいシチュエーションやなあと感じます。些細なことでも、話しが出来るのですから。


思わずやってみました。舞の側から貴司の側。


貴司の側から舞の側。


だいたい1mもないでしょうか。窓越しにこれは行き来出来そうです。怒られそうですが(汗)



数々の名シーンが繰り広げられた、窓際でのコミュニケーション。互いに励まし、励まされ…と、幼少期から知らず知らずの間に、舞と貴司の絆を育んでいたに違いありません。



物語の中でも、重要な要素になった貴重なシーンを体験出来ました。ありがたや。

次回に続きます。
今日はこんなところです。