長女とデート!?近鉄観光特急「青の交響曲」で新春の橿原神宮へ詣でる〜その12 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



三が日が明けたばかりのとある平日に、長女と「橿原神宮(奈良県橿原市)」へデート、もとい、お参りして来た際の道中記をお送りしています。



緑濃く、自然に満ち溢れた、広大な敷地がどこまでも広がる境内を散策するにつけ、別世界に足を踏み入れたかのようでした。

わたしも、娘もはじめての橿原神宮参拝でしたが、ふたりしてこれはまた、奥の山々の方まで広がる神域までも、再訪してみたいもの。


さらに、周辺にも歴史深い史跡が点在していますし、父としては、いつかまた娘と出かけられそうなのがうれしいものですが(^o^) 出典①。


さて、今回の参拝は、1時間ほどで済んでしまいました。後は最寄りの「橿原神宮前駅(同)」から、近鉄電車で帰阪するだけ。

帰路には、またも楽しみがあります。
往路に乗車した「青の交響曲」の折り返し便の指定が、運良く取れたことを。


行きには味わえなかった、ラウンジ車両で供される娘念願の、季節限定のケーキセット!
果たして、これを楽しめるかどうかが、帰路最大のミッション。作戦を講じねばなりません(笑)近鉄電車ホームページより。

橿原神宮前発は13時14分。それまで1時間弱ありますので、まずは昼食を摂ることにします。


参道を再び、駅の方向に戻りつつあるところに
このおしゃれなお店がありました。


行きしなにお昼はここにしよか、と話していたのですが。結婚式を挙げられるという、橿原神宮直営の会館にあるカフェでした。


頂いたのは、店頭のメニューを眺めていて、絶対これにしよ!と決めていた「大和肉鶏の飛鳥風鍋うどん(1200円)」。季節限定なのだそうです。


「飛鳥鍋」とははじめて見聞したのですが、白いスープは、牛乳をベースにしたものだとのこと。意外にも、濃厚な味をしていました。

かしわも、噛めば噛むほど味わいが。薄味の牛蒡も、これは素朴な味。あちゃこちゃと出かけてはいますが、まだまだ知らぬものがたくさんあります。いい郷土料理を見つけられました。



ところで、こちらのカフェに気になるものを見つけました。「神武天皇後一代記御絵巻」なるもの。明治30年代にしたためられたものだそうですが、名前の通り、その生涯を絵巻にしたもので、それに解説がつけられていました。


先日の記事でも触れましたが、参拝して来た「橿原神宮」はその神武天皇と、后の媛蹈鞴五十鈴媛(ひめたたらいすずひめ)を祀るお宮。

日向(現在の宮崎県)の高千穂に降臨した後、数々の戦いを制し、ここ大和の地で国内を統一、初代天皇に即位した…ということは、歴史上著名なことです。


その、神武天皇が初代天皇に即位したのが「紀元前660年2月11日」。2月11日は戦前では「紀元節」、現在の「建国記念の日」です。



そこから年月を起算したのが「紀元」という、年代表記の方法。「皇紀」とも称されますが、その由来から、神域のあちらこちらや頂いた御朱印に「紀元」の表記がなされていた訳です。

今年は「紀元2683年」に当たるとのこと。



それでは、古代日本史では著名なエピソードが描かれている、こちらの絵巻を少し拝見してみることにいたします。


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「各駅停車全国歴史散歩30 奈良県」(青山茂著・河出書房新社刊 昭和59年5月発行 絶版))