3年振りの現地開催!「きんてつ鉄道まつり2022 in 五位堂」訪問記〜その14 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



3年振りに、今年は現地開催となった鉄道イベント「きんてつ鉄道まつり」。

会場の「五位堂検修車庫(奈良県香芝市)」の訪問記をお送りしています。





興奮の、検修車庫内の様子を前回まではお送りして来ました。近くで見られる車両の大きさ、

迫力というのは、本当にわくわくさせられるものです。一年に1度の楽しみだと感じます。



さて、余韻に浸りつつ屋外に出て来ました。
右側には「大阪線」の本線路があり、頻繁に電車が通過して行きます。こちらにも、いくつか車両が留め置かれていたのですが…


その奥まったところに、この「五位堂検修車庫」のあるじ、とも言える車両を見つけました。「構内入換車」です。


手元資料から。塗装はかつての近鉄電車、通勤型車両が纏っていた、マルーンレッドのまま。
車籍がないため「機械扱い」になるそうです。出典①。


これのもとになっているのは「1600系」という車両でした。
旧型車両が中心だった「名古屋線」系統に、伊勢湾台風からの復旧輸送を期して、1959(昭和34)年から投入されたものです。出典②。


今日の近鉄通勤型車両の標準、車長20m・4扉を同線系統で最初に導入したものだとのこと。
ということは、車両の変遷において大きな節目になったものだったのですね。出典①。


ちなみにこの構内入換車、1両単位で動くことを想定しているために、本来であれば運転台がない妻面の側にも、それが設けられていることが大きな特徴でしょうか。ヘッドライトやワイパーなどの装備がわかります。出典③。



さらに進みます。来場者の「休憩電車」なるものになっていた、こちらの車両脇を抜けますと…


検修車庫内前の、幾本も線路が並ぶ広々とした留置線に出て来ました。ここでは普段、本線へ出番待ちの列車が詰めているところです。


お、ここには「アーバンライナー」。
やはり、この角度から仰ぎ見るのはひと味違います。1988(昭和63)年にデビューした車両ですが、いまでも十二分に通用するデザイン!


そしてこの留置線には、毎年このイベント最大の目玉、車両展示がなされています。
さて、今年はどのような車両が並んでいるか。



こちらも、展示車両すぐ目の前まで近づけるようになっていまして、ここからはコンクリート枕木に重軌条という、本線路と同じ設えの線路を歩くことが出来ます。



いまさらながらですが、そうそう目前で見たり触れたりすることなど出来ない線路上。
レールとは、こんなに太さがあったのか!などと、いちいち感動してしまいます。


すぐ目の前に、ギャラリーが集う車両たちが並んでいるのですが、そういったことでわたしは
足元の線路の方がまず気になるという(苦笑)


よくホームから見かける、四角形をしたこの白い板などもそうです。「ATS(自動列車停止装置)」の「地上子」と呼ばれるものでした。


わたしの太い足と比べてみるのですが、意外と大きいものですね。ただ、メタボなわたしが乗っかると、割れそうなんですが(汗)


このシリーズも、ぼちぼちラストです。

今年勢ぞろいした、目玉車両をじっくりと拝見して行くことにいたします。


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「鉄道ピクトリアルNo.569 特集 近畿日本鉄道」鉄道図書刊行会発行 1992年12月)

(出典②「ヤマケイ私鉄ハンドブック13 近鉄」廣田尚敬写真・吉川文夫解説・山と渓谷社発行 1984年7月))

(出典③「フリー百科事典Wikipedia#近鉄1600形電車」)