寺社仏閣と御朱印を巡る~その10「信貴山朝護孫子寺(奈良県生駒郡平群町信貴山)」⑤ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。

ここは「信貴山朝護孫子寺(しぎさんちょうごそんしじ、奈良県生駒郡平群町)」。



「寺社仏閣と御朱印を巡る」シリーズとしまして、本題の「生駒線・東信貴鋼索線」を開業させた「信貴生駒電鉄」が目指したこのお寺をお参りした際の様子をお送りしたいと思います。


木陰に吹き抜ける風が爽やかな参道を進んでいます。さらに下りまして「千手院(せんじゅいん)」に到着。



こちらにも宿坊があるとのこと。
「銭亀堂」という、金運の神様が居られるというので、やはり?こちらでも念入りにお参り。

そして、御朱印を頂こうとするのですが…


お堂の方に訪ねますと「ここを通り抜けてください」とのこと。え!


これは、まごうことなき寅の口。
中は真っ暗ですし、いや、このようなものを寺社仏閣では見たことないのですが…

思わず「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事を思い出してしまいました。「胎内めぐり」と言うそうですが、さながらアトラクションのようです。


無事に?「虎穴」もとい「虎口」を通過。

その内部はというと…機会がおありでしたら、実際に体験なさってください\(^o^)/


こちらが宿坊と本堂がある「千手院」でした。どうやら、虎口が順路になっているようです。


「千手院」で頂いた御朱印(志納300円)。
こちらには「勝運 毘沙門天王」としたためられていました。虎口に入っただけあります(笑)



そんなこんなで、敷地内にたくさんの由来あるお堂、それも興味深いものばかりの「信貴山朝護孫子寺」でした。

言い方はあれですが、楽しさのようなものを感じましたので、これならいまも昔も、人気を博している訳です。



ぶらぶらしながら楼門を抜けて、玄関口に当たるビジターセンターにたどり着きました。


行きは、本題の「生駒線・旧東信貴鋼索線」で「王寺駅→信貴山下駅→旧信貴山駅」と山を登って来たのですが、帰りは、それと競合関係にあった「信貴山門バス停」から「近鉄バス→西信貴ケーブル」を経由し、下山することにしています。近鉄ホームページより。


さて、その「信貴山門バス停」に向かうのですが、先にある長い、長い朱色の橋を渡ります。

ここにも、気になる鳥居を発見。上部にしめ縄と簡素な柱と、よく見かける形状ではないのですが、さて、いつ頃のものか…



「神光照天地(じんこうてんちをてらす、神の光は天地を照らす)」。
「皇威霞八紘(こういはっこうにかすむ、天皇の威光は世界に霞むほどに広まる)」…


礎石の裏面を確認しますと「奉祝 皇紀二千六百年」。初代天皇、神武天皇の即位から2600年に当たることを記念した年、1940(昭和15)年の建立だとわかります。



翌年12月には「アジア太平洋戦争」が開戦に至るという頃で、この記念の年には、皇室ゆかりの神社や神宮への参拝が全国的に奨励されました。こちらにも、たくさんの人々が参拝に押し寄せたのでしょう。歴史の移ろいを感じます。出典①。


それでは、朱色の欄干が実に鮮やかなこの橋を渡って参ります。「開運橋」と言うそうです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。


(出典①「図説日本史通覧」黒田日出男監修・帝国書院編 2015年2月発行)