みなさんこんにちは。前回からの続きです。
前回の記事で、開幕まで3年を切った「2025年大阪・関西万博(日本国際博覧会)」会場へ直通する鉄道アクセスでは、唯一となるであろう「夢洲万博新駅」について取り上げました。
グーグル地図より。
現在は「Osaka Metro中央線」の終着駅となっている、人工島「咲洲(さきしま)」にある「コスモスクエア駅(大阪市住之江区)」。
その先「夢咲(ゆめさき)トンネル」を経由、万博会場が設けられる対岸の人工島「夢洲(ゆめしま)」へと延伸工事が行われることになっています。トンネルはすでに開通しています。
「Osaka Metro」ホームページより。
繰り返しになりますが、会場へ直接アクセスする唯一の鉄道となるであろう「中央線」。
そうなると、市内主要駅を連結しているドル箱の「御堂筋線(みどうすじせん)」に比類するようなにぎわいになるのでしょうが、それはそれで大変に興味深いものがあります。
ではここからは、夢洲に至る延長線の始発に当たる「コスモスクエア駅」と、万博会場周辺の大阪ベイエリア地域を先日に巡った訪問記を、お送りしたいと思います。
宜しければ、引き続きお付き合いください。

地元駅からまずやって来たのは「JR鴫野駅(しぎのえき、同城東区)」。新大阪へ直通する「おおさか東線」の開業以降、すっかり「都会の路線」へと様相が変わりました。


ここで「今里筋線(いまざとすじせん)」に乗り換え。「おおさか東線」同様、市内外郭部の貴重な南北軸として重要な存在になりました。


南に一駅で「緑橋駅(同東成区)」に到着。

ここから、くだんの「夢洲万博新駅」に直通することになる「中央線」に乗車。相互乗り入れしている近鉄車両がやって来ました。
これから向かうベイエリアとは反対側に向かいますと、府県境の「生駒山(いこまやま)」を長大なトンネルで貫き、奈良県内へ「近鉄けいはんな線」として路線は延びています。
逆に近鉄線内へ乗り入れる「Osaka Metro20系」。生駒(奈良県生駒市)にて。
東から「関西学術文化研究都市(関西学研都市)」や奈良近郊の緑豊かな新興開発地、おらが街・東大阪と、大阪市内中心部のオフィス街や船場の問屋街を東西に縦貫、そして「海遊館」などがある天保山、大阪ベイエリアへと至る路線だということで、沿線は変化に富んでいます。

急勾配の先には、もう大阪湾が見て取れます。
「大阪港駅」を発車。
主たる人工島が3つ存在している大阪ベイエリア。それらのアクセスの利便を図るひとつとして、大阪港で止まっていた「中央線」をさらにこの先の「コスモスクエア駅」まで延伸させることになりました。
開業は市が出資する第三セクター「OTS線」として、1997(平成9)年12月のことでした。

それでは、現在は終着駅となっているものの、3年後には万博会場へ路線が延伸されるこの駅の様子を、あれこれ探索してみることにします。
次回に続きます。
今日はこんなところです。