遠出の旅再開!四国・香川ことでん沿線を高松ひとり旅〜その39 新幹線の鈍行!?「こだま858号」 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


昨秋に思い立って、お四国・香川の高松から遠出を再開させた旅の道中記。いよいよ、帰阪の途に就く佳境に入って参りました。



ただいま「岡山駅(岡山市北区)」。
「山陽新幹線」で、後は大阪へと戻るというところまで進みました。


さて、前回の記事でも触れましたが、乗車する予定の「こだま858号 新大阪ゆき」
この駅で、なんと20分も停車する便です。

高速鉄道らしからぬ、あたかも地方のローカル線の鈍行列車のようななんたる悠長なダイヤ…と思うのですが、列車本数が格段に多い、速達型の「のぞみ」、九州からの「みずほ」「さくら」を先行させるためのダイヤです。


その恩恵で?ゆっくり「こだま858号」の様子を観察することが出来ます。



車体側面には「Rail Star」の流れるようなロゴが。そうです、かつて「九州新幹線」が全線開業するまでは、居住性の良さとスピードをウリにしていた「ひかりレールスター」編成です。


その役目は、熊本・鹿児島方面へ直通する「みずほ」「さくら」に譲ったのですが、山陽区間ではこのように「こだま」として、各駅停車運用に勤しんでいる、現在です。


車内は、ご覧のとおりがらがら。
急ぐ人は「のぞみ」などに乗るのでしょうけれど、かつて「ひかりレールスター」として活躍していた頃と、内装は同じまま。

東海道とは異なり、航空機との競合が激しい山陽区間では、昭和の末から、このようにゆったりとした設えの車両が、次々と登場しました。リラックスして、大阪まで過ごせそうです。


ところで今回、往復に利用したのは「e5489」限定の「新幹線直前割きっぷ」
乗車3日前から前日までの予約のみなどと、条件は限られるものの、その分通常より相当格安に利用出来る(大阪市内〜岡山駅・片道3900円)というものでした。


加えて、乗車可能な列車も「ひかり」「こだま」に限定されるのですが、短い区間なのでどうということもありません。
逆に、長く乗って居られるのでそちらの方がなおよろしいわたしです。


さて、くだんの「こだま858号 新大阪ゆき」は定刻18時49分、岡山を発車しました。


ヤフー乗り換え案内アプリより。
新幹線でも鈍行列車さながら、と述べましたが
これはそもそも、各駅停車の「こだま号」というだけではありませんでした。

次の「相生駅(あいおいえき、兵庫県相生市)」では8分、二つ先の「西明石駅(にしあかしえき、同明石市)」では、なんと16分も停車します。



いずれも、列車本数が格段に多い速達便の「のぞみ」や「みずほ」「さくら」の通過待ちをするためですが、待っている間に、次の駅まで行けそうなくらいです。出典①。


ちなみに、往路は「ひかり531号」でした。
名古屋始発の博多ゆきです。


これはまた対照的で、西明石と相生を飛ばす上に、博多まで「のぞみ」に追い抜かれず先着するという、珍しいタイプの「ひかり」でした。

山陽区間の「ひかり」は停車駅が多い傾向にあるのですが、そのようなダイヤなので、所要時間は「のぞみ」最速より10分ほど余計にかかるだけと、これは乗り得列車だとわかります。


そのようなことを考えている間に「西明石駅」に到着。ホームには人影は少なく、乗って来る人もなし。大阪や京都へ行くのには、頻発している新快速の方がよほど便利ですし…


静寂の車中に、いきなりドーン!という衝撃音が響きます。「のぞみ様」のお通りです(笑)


立て続けに2本も抜かれました。
終点東京には、10時半頃に到着する便です。
先を急ぐ大多数の人々の中、このような体験はなかなか、興味深いものです。

次回に続きます。
今日はこんなところです。