遠出の旅再開!四国・香川ことでん沿線を高松ひとり旅〜その17 離れ小島のことでん志度線 前編 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先月はじめ、急遽頂いた連休に思い立ち、お四国の香川・高松へ「ことでん(高松琴平電気鉄道)」の沿線を巡った、久しぶりの遠出ひとり旅の様子をお送りしています。



ただいま「瓦町駅」。
ことでん3線が集う、随一のターミナル駅です。


ここからも、さらに乗り鉄を続けることにしていました。
「志度線(しどせん)」に乗り、四国では超有名な、古くからの名勝をはじめて訪問したいと思います。引き続きお付き合いください。



ことでんホームページより。
「志度線」はここ「瓦町駅」を起点に、讃岐平野の北端を海沿いに、線名になっている「琴電志度駅(香川県さぬき市)」を結ぶ、12,5kmの路線です。


路線の大部分で、徳島へ向かう「JR高徳線(こうとくせん)」と並行していますが、設置されている駅はことでんの方が圧倒的に多く、棲み分けがなされているようです。高松駅にて。


日中は、30分おきに運転がなされている「志度線」。
ただし、訪問した3週間ほど後にダイヤ改正が行われ、24分間隔に縮められたとのこと。
このような運転間隔も、珍しいですね。



まったくの余談ですが、戦前という早い時期から毎時、決まった間隔の電車に乗れる、ということをPRしていたのは「阪神電車」でした。

つい20年ほど前までは、日中の列車はわかりやすい12分間隔での運転がなされていて、この、梅田駅ターミナルにでかでかと掲げれているような「待たずに乗れる」を体現していました。


さて、改札を入ると、他の「琴平線」「長尾線」はこのショット、左右にある階段を降りると、すぐにそのホームがあります。

これから乗る、肝心の「志度線」はというと…


奥へ延々と続く、動く歩道に乗り込み…


突き当りを右に曲がり、さらに直進。
ようやく、階段・エレベーターがありまして…


ホーム1面、2線の「志度線 瓦町駅」に辿り着きます。改札からですと、3〜4分は要したでしょうか。他線とは、完全に分離した構造であることが窺い知れます。


グーグル地図より、瓦町駅周辺の様子を確認してみます。
の長尾線、琴平線は線路が繋がり、また、ホーム設備も共用しているのに対し、の志度線だけは、これらとは交わらずに直角の方向で駅に乗り入れています。


さらに拡大。先ほど、通って来た長い通路ゆえ
他2線のホームからはかなり離れており、さらに線路も繋がっていないことがよくわかります。

そして「志度線口」という、裏口に当たる出入り口もここには別に設けられているので、同一の会社にも関わらず、まったくの「離れ小島」状態です。


そういったことで「志度線」は「JR高松駅」に隣接する「高松築港駅」には乗り入れすることが出来ず、ここ「瓦町駅」で行き止まりになっています。


しかし、長年にわたり同一の会社なのに、これはなぜ、と気になります。そこで「国鉄監修 交通公社の時刻表(1981年10月号)」から。


なんとこの「志度線」が、瓦町を通り抜けて「高松築港駅」まで直通しているではないですか!離れ小島となっている現在とは、まったく異なる運行形態です。
これは紐解いてみないと気が済みません(笑)

次回に続きます。
今日はこんなところです。