遠出の旅再開!四国・香川ことでん沿線を高松ひとり旅〜その9 ことでん高松築港駅からレトロ電車乗車 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。


先月はじめ、急遽頂いた連休に思い立ち、お四国の香川・高松へ「ことでん」沿線を巡った、久しぶりの遠出ひとり旅の様子をお送りしています。



ここは「JR高松駅」。

定刻の9時39分、無事到着しました。



新大阪から、実に久々の「山陽新幹線」。

さらに岡山で「快速マリンライナー」に乗り換えをしたのですが、発着番線や場所の要領は身体が覚えていたという…岡山駅にて。


自分で言うのもなんですが、これが「三つ子の魂百まで」というやつだろうか知らん(苦笑)




さて、高松駅を出てからは少し急ぎます。
ここの道筋も、はっきり覚えていました(笑)


グーグル地図より。
JR駅から、ロータリーと交差点を挟んたところに「高松琴平電気鉄道(ことでん)高松築港駅」があります。駅裏は「玉藻公園(たまもこうえん)」。かつての高松城跡です。


「ことでん高松築港駅」に到着。
JR駅からは、歩いて3〜4分だったでしょうか。


ことでんホームページより。
「高松琴平電気鉄道(ことでん)」は、高松周辺に合計3路線を有する、地方私鉄です。
讃岐平野に点在する街々を結ぶ、古くからの重要な交通機関でした。


有名な「金刀比羅宮(ことひらぐう)」への参詣客を運ぶために建設された「琴平線(ことひらせん)」。社名はこれに由来しています。


源平合戦で知られる屋島や、四国八十八ヶ所を順打ちすると、いよいよ満願に近づくという霊場が点在している「志度線(しどせん)」


その八十八ヶ所の87番札所の「長尾寺」、そして最後の88番札所の「大窪寺」へ、参詣客輸送を主な目的に建設されたという「長尾線(ながおせん)」

中小私鉄ながら、車両や設備は総じて近代化されており、通勤・通学や観光など、幅広く利用されている鉄道です。



ことでんは、鉄道趣味的にも大変興味深い鉄道です。戦前から、自社発注の新型車両を積極的に導入するなど、時代の最先端を行くさまざまな取り組みは、先進的なものだったようです。

長年に渡って運行されて来た、この「300号・120号」というレトロ電車も、1926(大正15)年に自社発注したものです。
動態保存(どうたいほぞん。実際に稼働出来る状態にしながら保存すること)されていましたが、この日のさよなら運転を最後に、完全引退することになっていました。


当日は「長尾線」と「琴平線」で、臨時の普通列車として運行される予定。

運良く、高松築港を9時53分に出発する列車に
間に合いそうだというので、急いでいた次第です。「琴平線 仏生山駅(ぶっしょうざんえき)」ゆきで、到着後には、隣接する車両基地で撮影会が行われるのだとのこと。


JRとことでんの駅は近いのですが、少し急いだおかげで、レトロ電車の到着前、無事に辿り着けました。良かった、良かった。

すでに、構内はギャラリーでいっぱいです。


今日は、ことでんであちこちを巡ってみることにしていたので「電車全線1日フリーきっぷ(大人1,250円)」を窓口で購入。
券面にあしらわれたイルカは、ことでんの人気キャラクターだとのこと。かわいらしい。



レトロ電車の一本前「一宮ゆき」が発車。

後日の記事で触れたいのですが、この車両、東京品川から横浜、三浦半島を結んでいる「京浜急行電鉄(京急)」で活躍していたものです。



ことでんには京急の他にも、京王電鉄からもまとまった数の車両が移籍していると言うのですが、内外装には大きく手を加えられていないので、まるで塗装だけが変わったかのようです。

右は「元・京王5000系」。瓦町、仏生山にて。


それと入れ替わりに、実に味わいのある外装の電車が、重々しいモーター音でやって来ます。



「長尾駅」からやって来た、臨時普通列車でした。くだんのレトロ電車こと「300・120号」、1926(大正15)年生まれという、実に車齢90年を超えるという、骨董品級の車両です。

たくさんの鉄道ファンが降り立ちまして…
これが折り返して「仏生山駅」に向かいます。


無骨で角張った車体、あちこちに巡らされたリベット、車体強度を保つために取り付けられた窓下のウインドウシル(補強材)…など。

いやしかし、どこを見ても現在の電車とは、まったく異なる古風な様相です。
却って、それが大変新鮮なのですが…


それでは、このレトロ電車に乗り込むことにします。実に楽しみです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。