京阪電車 土日祝に大減便の「臨時ダイヤ」を9月23日に終了・25日からの「ダイヤ変更」に思うこと | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。今日の話題です。

 

 
京阪電車ホームページより。
関西3府県に対する緊急事態宣言の発出を受けて、8月28日から土日祝に設定されていた京阪電車の「臨時ダイヤ」。
ついに9月23日を以て終了する…というプレスリリースがなされていました。
 
 
くだんの「臨時ダイヤ」は、4月末から6月末まで最初に設定された後、関西3府県への緊急事態宣言解除に合わせていったん打ち切りになっていました。ただし、8月の宣言再発出を受けて、二度目の設定がなされました。
 
 
当ブログでもしつこく?取り上げた内容なのですが、くだんの「臨時ダイヤ」とは、日中、毎時10分間隔で運転している「特急・準急・普通列車」を倍の20分間隔に間引き、あるいは運転区間を短縮させるという、おそらくは明治の開業以来、史上初となる「大規模な減便を前提としたダイヤ」となったものです。
 
 
緊急事態宣言の発出に連動して、設定されて来た「臨時ダイヤ」。今回、これが終了になるという事情には、今月25日に迫った「ダイヤ変更」がありました。
 
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新ダイヤ「京橋駅(大阪市都島区)」上り京都方面ゆき、土日祝時刻表から。
特急準急・普通」という、日中の主力種別が「毎時6本→4本」に削減されています。

正式に減便体制の新ダイヤを導入することから「臨時ダイヤ」は終了となる次第でした。
 
 
ところでこの「新ダイヤ」では、2003(平成15)年9月6日に実施された「特急全列車の枚方市・樟葉(ともに大阪府枚方市)停車」に伴う白紙ダイヤ改正以来、仔細な変更はあれど、約20年にわたって続けられて来た「日中の各種別10分間隔(毎時6本)」というダイヤパターンが、ついに崩れることになりました。出典①。
 
 
都合、基本的にはそれ以前の「15分間隔(毎時4本)」に戻ってしまった形ですが、その当時でも日中には「普通」の区間運転(淀屋橋〜萱島間・宇治〜中書島〜三条間、それぞれ毎時4本ずつ)が存在したので、その時代よりさらに列車本数は減ってしまっています。これは、本当に想像し得なかったことです。出典②。
 
 
 
唯一ともいえる幸いな点というのが、減便になった「特急」2本を埋めるべく、日中に再設定されることになった「快速急行」でしょうか。
 
特急の停車しない「守口市(同守口市)・寝屋川市・香里園駅(いずれも同寝屋川市)」から
京都方面に「プレミアムカー」を利用することが出来るようになる…というものです。
これらの各駅から京都方面へ急ぐには、途中駅で「特急」に乗り換えが必要でしたので、これは朗報、サービス改善と言えましょうか。
 
 
しかし、ひょっとするとこの「新ダイヤ変更」に当たっては、前例のないほどの大減便だった「臨時ダイヤ」の実情を、リアルに勘案してのことだったのかも知れません。
 
 
沿線人口の減少、それに輪をかけてのコロナ禍によるさらなる利用激減というものは、京阪のみならず、何処の鉄道会社でも直面している課題だと察します。中之島にて。
 
 
「アフターコロナ」と呼ばれる今後に際して、どのような取り組みや工夫をされるのかと、個人的にはそのあたりが大変気になります。
なんとかがんばってほしいと、異例づくめだった「臨時ダイヤ」を経た「新ダイヤ変更」の概要を拝見して感じた次第です。
 
(出典①「1991京阪時刻表 Vol.7」京阪電気鉄道株式会社広報部編・発行 1991年5月24日)
(出典②「2003京阪時刻表 Vol.12」同 2003年9月20日)
 
今日はこんなところです。