多扉車の元祖「京阪電車5000系」ラストランへ向かって〜その57「さようなら臨時団体列車記」⑥ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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みなさんこんにちは。前回からの続きです。

いよいよ今月、引退が迫った「日本初の多扉車(たとびらしゃ)」こと「京阪電車5000系」。



完全引退を前にした先月28日、最後に残った第1編成(7両編成)を用いた、団体臨時列車が運行されましたが、この列車に乗車出来た際の様子をお送りしています。

  



ここは「寝屋川車両基地・工場(大阪府寝屋川市)」。京阪電車最大の車両基地です。

「中之島駅(大阪市北区)」を出発した団体臨時列車は、この車両基地に直接乗り入れるという、普段ならば決して体験出来ないルートでやって来ました。ここまででも、実にたまらぬものです。
 


ところで、車両基地内の引き込み線には、特急専用車両がずらりと並んでいます。



赤と金色(8000系)そして、青とベージュ塗装(3000系)がその「特急専用車両」です。

しかし、車両基地内をあちこち移動する車中から確認した限りでも、ここには10編成が留め置かれているのを見かけました(ちなみに、京阪の「特急専用車両」の総数は「16編成×8両=128両」)。


朝日大阪朝刊 2021(令和3)年8月27日付け 27面(大阪東部・河内地域面)より。



すっかり忘れていたのですが、この日は、関西3府県への緊急事態宣言の再びの発出にともない設定された、土日祝に列車本数を大きく減らした「臨時ダイヤ」の初日でもありました。


以前にも幾度か取り上げたのですが、この「臨時ダイヤ」設定日には、座席指定車両「プレミアムカー」を連結した特急専用車両の運転をすべて取り止め、特急は緑色の通勤型車両で代走させることになっていたのでした。京阪電車プレスリリースより。



大減便の「臨時ダイヤ」は、今年4月末から6月まで設定されており、その後にせっかく通常ダイヤへと戻されたのですが。複雑な心境になります。「三条駅(京都市東山区)」にて。

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ところで、朝日記事には、近鉄特急も3割運休…というくだりもありました。



やはり、利用客の減少が要因だそうですが、京阪と比べて路線網が広大で、一列車の運転区間も長く、さらに、奈良大和路・伊勢志摩といった観光地に向かう、別料金が必要な有料特急の比率も高い近鉄のような場合では…です。


コロナ禍の影響というのは、運輸業においても本当に大打撃だと察します。賢島にて。







次回に続きます。

今日はこんなところです。