多扉車の元祖「京阪電車5000系」ラストランへ向かって〜その56「さようなら臨時団体列車記」⑤ | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。



いよいよ今月に引退が迫った「日本初の多扉車(たとびらしゃ)」こと「京阪電車5000系」。

完全引退を前にした先月28日、最後に残った第1編成(7両編成)を用いた、団体臨時列車が運行されました。幸いにも、この臨時列車に乗車出来た際の様子をお送りしています。


さて、この臨時団体列車最大の見どころというのが…タイトルにもなっている「寝屋川車庫(大阪府寝屋川市)」に、列車に乗ったまま入庫して見学出来る、ということでした。


上り京都方面に向かう車中から。ブログ主撮影。
大阪市内から続く「高架複々線」の東端に当たるのが、奥に控えているこの「萱島駅(かやしまえき、同)」。


実は、この駅を過ぎても「複々線」はまだ続いています。
ただし、営業線は中央の上下2線のみ。
その両端がくだんの「寝屋川車庫・車両工場」へと繋がっている専用線です(矢印)。


すなわちこの両端は、それに入・出庫する列車のみが走る線路。乗客を乗せた営業用列車は、決して通らないところを、今回は走るという!



営業用列車が走る、高架式の本線に沿って、専用線は地上へ降って行きました(赤↓)。



そして、車両基地の東端に設けられている「寝屋川信号所」に到着。
車両基地に入・出庫する列車は、必ずここを通ることになっているのですが…



車窓から線路に目を向けますと、ホームが金網の仮設になっているではないですか!
都合、乗務員の方々のみが使用されているからでしょうが、この光景ひとつ取ってみても実に興奮モノです。

添乗の社員さんからは「ここまでは列車扱い、ここからは車両扱いです」とのレクチャーが。


この信号所までは「運転時刻表(ダイヤグラム)」に従い、固有の列車番号が割り振られた「列車」ですが、ここからの車両基地内は、時刻表が存在しない「基地内での車両の移動(入れ換え)」という扱いになるとのこと。



しかし、これはなかなか楽しそうです。


次回に続きます。

今日はこんなところです。