みなさんこんにちは。今日の話題です。

なんだか、昨年の春先に見かけた光景とまったく同じ。あれから一年あまりが過ぎましたが、昨今でもまだまだ世の中が落ち着かない状況になっていることには、大変複雑な心境です。

その中のひとつ、わたしの生活圏内ではいちばん品揃えが良い、こちらの書店も営業を再開してくれました。ありがたいことです。
しかし、書店が閉店してしまうということが、
これほどまでに不便なことだったとは、です。
そんな中…

鉄道雑誌コーナーで、こちらの書籍を見つけてしまいました。もちろん即買い\(^o^)/
「鉄道ピクトリアル7月号増刊 国鉄形車両の記録 101系通勤形電車」(鉄道図書刊行会刊 2021年7月10日発行)というもの。

「101系電車」と言いますと、表紙で大写しになっているように、もともとは「中央快速線」用として、旧型電車を置き換え、スピードアップを図るために、昭和30年代はじめからオレンジ塗装の車両が大量に投入されたことが特筆されるでしょうか。
ある意味、この車系を代表する路線運用であったことは間違いないでしょう。しかし…


大阪人のはしくれとしては、同じオレンジ塗装でも、こちらの「片町線(現在の学研都市線)」や「大阪環状線」で長らく活躍した姿の方が、実にしっくりと来ます。
なにより、わたしはこれを実体験した世代です(苦笑)
乱雑で、てんでばらばらな開閉の仕方をするドア、すさまじいモーターの爆音、古めかしい内装…地元路線のなじみの電車でしたから、いまとなっては懐かしいものです。

ところで、古い車両を伝統的に大切に使用する(失礼!)JR西日本としては珍しく、民営化から3年後の1991(平成3)年春には、すべての101系は引退してしまいました。
この車系に限っては、JR東日本の方が長生き(2003年「鶴見線」からの引退が最後)したのは意外なことのように感じます。
ちょうど自分が生まれた頃、地元の「片町線」にやって来た、この「オレンジ101系」。
幼少に見た光景には、必ずこの車系の思い出が登場します。
なにより、わたしが生まれてはじめて見た電車というのがまさにこれでしたから、これがいまに至る鉄道好きのきっかけになったのは違いないんやろうなあと鑑みると、感慨に耽ってしまいました。
ひさびさに活気を取り戻した、なじみの光景にほっとしたとともに、自分のルーツを確認出来たような、懐かしい思い出に浸れた日でした。
これは、なかなかの良書でした!
今日はこんなところです。