みなさんこんにちは。前回からの続きです。
府南部、和泉市(いずみし)の「大阪府立弥生文化博物館」で3月まで開催されていた「泉州を貫く軌跡 阪和電鉄全通90周年」という、特別展の訪問記をお送りしています。
前回の記事でも触れましたが、現在の「JR阪和線」となっている「阪和電気鉄道」。
昭和初期の当時では、日本一の高規格で建設され、超高速運転がなされたエリート私鉄でしたが、時代に翻弄され、短命に終わった歴史についても、さまざま知りたいと思う次第です。

そういったことで、まずは「JR天王寺駅(大阪市天王寺区)」にやって来ました。
都合、ここが「阪和電気鉄道」大阪方のターミナル「阪和天王寺駅」に当たります。
現在では、それがそのまま「JRの駅」となっているのですが、行き止まり式の線路がずらり並ぶ構内は、まさに私鉄のそれを想起させるものです。


そしてなにより、この「天王寺駅・阪和線ホーム」に足を運ぶ度にいつも感じるのは、実に開放的な屋根から燦々と降り注ぐ、明るい陽射しです。
1929(昭和4)年7月の「阪和電気鉄道」部分開業時に建設されて以来の、無骨な支柱群がなんともたまらぬ味わいを醸し出しています。
それでは、快速列車に乗って「阪和線」を進んで行きたいと思います。
実は、この駅を出てすぐにも、かつての私鉄時代の見どころが待ち構えています。
次回に続きます。
今日はこんなところです。