新快速50周年!京都鉄道博物館に特別展を訪れて~その35 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

 

 

「京都鉄道博物館(京都市下京区)」での特別展「新快速50周年」を拝見するということで、その道中の様子をお送りしています。

 

昨春に、その最寄り駅として開業した「梅小路京都西駅(同)」から、帰阪の途に就こうかというところです。

 

 

到着したのは、4両編成の普通電車。

嵯峨野線沿線も開発が進み、近年には利用客も特に増加しつつあると聞きます。 

小さい頃には、ディーゼルカーがのんびり走るイメージだったのですが、大変な変貌です。

 

 

それでは、次の「京都駅」までの車窓風景にお付き合い頂ければと思います。

駅を出てすぐ右(西側)に、単線の高架橋が分岐して行きます。

 

 

グーグル地図より。

これはかつて「嵯峨野線」と「東海道本線」とをショートカットしていた連絡線です(地図中赤い矢印に、緩いカーブの痕跡が残る)。


現在は使用されていないそうですが、京都駅を経由しない特殊なルートで、大阪方面から臨時の「快速レジャー号」などがここを通り、嵯峨嵐山方面へと運行していました。現役時代には、ここで線路が三角デルタ状を成していたことでも知られていたものです。 

 

 

その狭間に「京都鉄道博物館」がありまして… 

 

 

広大な「京都貨物駅(旧称は梅小路貨物駅)」の構内に差し掛かります。

名称の通り「JR西日本」の管轄ではなく「JR貨物」の駅施設ですが、線路は「JR京都線(東海道本線)」とつながっています。ところで…

 

 

この線路群の一部は、先ほど訪問した「京都鉄道博物館」の施設内へもつながっています。 

ディーゼル機関車が留め置かれている奥には… 

 

 

これはなんとも気になる、3両の客車です。 

 

 

博物館側から、茶色の旧型客車。

奥には「東寺」の五重塔が見えているのに、いま気付きました(笑)京都らしいですね。 

 

 

さらに寝台特急「トワイライトエクスプレス」の「サロン・デュ・ノール」ではないですか。 

編成の中央部に連結されていたフリースペースのサロンカーで、特に札幌ゆきの便では、時間帯的に日本海に沈む夕陽をここから愉しめる、ということで人気だったそうです。

 

 

最後尾には、電源車と呼ばれる車両が連結されています。

「トワイライトエクスプレス」に用いられていた客車内で使用される電気は、すべてこの電源車で発電されたもので賄われていました。

 

1両の電源車両なので「集中電源方式」と呼ばれるものですが、発電のための騒音が甚だしいので(趣味的にはそれも旅情があったのですが…)編成の最後尾または機関車の次に連結されていた、縁の下の力持ち的存在でした。 

 

 

気になって調べてみますと、これらの車両も博物館展示の一部になっているようです。
過去には、博物館内の展示線に運び込まれて展示がなされたこともあったようで…
 
博物館というと、どうしても展示スペースが限られてしまうものですが、このような方式で車両の入れ替えが出来るというのは、実に画期的なものだと思えます。

 

 
「乗りものニュース」2020年12月19日付け。
この展示線に「電気検測試験車」という、特殊な機能を持つ「443系」という事業用の車両が一昨日に搬入され、22日まで期間限定展示されることになった、という報もありました。

まさに営業線とつながっている強みそのもの、だと思うのですが、わたしも偶然に2、3度しか見たことのない車両ですので、帰り道の途中なのに、もうまた見に行きたくなります(笑)
 
 
さらに余談ですが…
社会現象にもなっている「鬼滅の刃」とのコラボイベントも、同時に行われているようです。
作中で登場する「無限列車」の再現だそうですが、まったく鉄分のないわが娘たちも、これにはすぐ喰いついておりました(笑)
 
次回に続きます。
今日はこんなところです。