みなさんこんにちは。今日の話題です。
朝日大阪夕刊 2020(令和2)年9月12日付け 1 面より。
京阪神と滋賀・福井で広範囲に運行されているJR西日本を代表する列車「新快速」が、デビューから50周年を迎えた…という記事が載っていました。
「新快速」は、先ほど触れたように、京阪神の各駅を核として、兵庫・大阪・京都・滋賀・福井の2府3県にわたり終日運行されている、JR西日本の看板とも言える列車です。
早朝から深夜帯まで列車の設定がなされ、なおかつ高速運行が最大の売りということで、沿線住民のライフスタイルまでも変貌させたというほどの、実に大きな影響を及ぼしています。
京都駅にて。
日中は最大15分間隔で設定がされていて、高速運転で京都・大阪・神戸、そしてそこから延びる兵庫県播磨地域・滋賀・福井方面へ直通しています。関西の大動脈として、いまやなくてはならない存在になりました。
記事より。50年前の運行開始直後は、同年1970(昭和45)年に開催された「日本万国博覧会(大阪万博)」における観客輸送のために、首都圏から転属して来た車両を用いたのがはじまりだったとのこと。
もともと関西は大手私鉄5社が、戦前からハイレベルな車両を投入していたことから「私鉄王国」と呼ばれる土地柄でした。
そんな中、線形が良い条件を活かして、高速運転する「新快速」と、私鉄との競合がいっそう激しくなったのは、昭和40〜50年代の頃。
以降、さまざな変遷を経て、関西の鉄道を語る上では欠かせない存在になった「新快速」。
近年では、追加料金で料金出来る定員制車両「Aシート」も登場するなど、さらに進化を続けているという現況です。
ところで、朝日の記事にあったこちらの車両…1980(昭和55)年に、新快速専用として登場した「117系」です。
車内は木目の豪華な設えで人気を博した車両なのですが、デビューから40年経ったいま、大変注目を浴びる存在になっています。
次回に続きます。
今日はこんなところです。