【再編集UP】阪和電気鉄道 昭和初期の面影「企画展 昭和の一大観光地砂川」と「砂川奇勝」その12 | 「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」ありのまま生きてこう 自分を磨きながら

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「EXPO2025 大阪・関西万博訪問記」公開中!趣味の鉄道の話題を中心に、旅行記や生まれ育った東大阪、敬愛するロックシンガーソングライター・松阪晶子さんについてなど綴りたいと思います。

(2018年5月19日アップ分を再編集・再掲)

 

みなさんこんにちは。前回からの続きです。

かつて府内南部の泉南市(せんなんし)にあった「砂川遊園・砂川奇勝(すながわきしょう)」をテーマに、同市の「埋蔵文化財センター」で行われている「企画展 昭和の一大観光地砂川」を拝見して来た際の様子を、シリーズでお送りしています。

 

 

 

さて、企画展の会場にあったのは「砂川遊園」の敷地内にあった「砂川奇勝」の写真。

昭和初期の撮影だといいます。

 

見る限り広い丘陵地のようですが、木々は点々とするのみで、目に付くのは「白い岩肌」ばかりです。いまから約200万年前、洪積期(こうせきき)と呼ばれる時代に、海底に沈み堆積した砂や粘土類が少しずつ隆起し、このような不思議な地形になったのだとのこと(泉南市公式ホームページより)。

 

 

「砂川遊園」とともに、昔から人気を博したというこの自然の名所「砂川奇勝」、現在も一部が「砂川公園」として保存されているということで、かつての最寄り駅「JR和泉砂川駅」から公園まで歩いて来た…というところです。

 

それでは、現在もこの公園内に残る「砂川奇勝」を拝見して行きたいと思います。

 

 

 

公園を入りますと、当時より木々が繁っているのが異なるところでしょうか。

しかし、ところどころ白い砂地が露出しているのがわかります。

 

 

 

 

近づいてみますと、砂の中から繁った木々の根が露出しているではないですか!こんな光景は見たことがありません。

 

 

こちらの、少し高いところにある木も。砂地に立っているので、時間の経過とともに、周辺の砂が流出した姿なのでしょうね。

しかし、これでよく育っているなあと思えます。

 

 

さらに先へ進んでみます。

 

 

こちらの砂と岩肌も、実に独特な形状をしています。

 

 

 

これはサボテンでしょうか。

この荒々しい岩をバックにすると、ついぞここが「府内の泉南」とは思えない風景です。

あたかも、アメリカの荒野さながらです(おおげさでしょうか)。

 

 

 

この砂の塊をよくよく観察してみますと、わりと大きな石もいっしょの層に埋まったような感じになっています。数も結構多いものです。

 

 

試しに、この砂の塊を触ってみます。少し水っぽいのですが、まさに「砂」の感触でした。

 

 

余談ですが、ここを訪問した前日は、関西では結構な降雨だったので、その影響もあったのかな?などと思ったのですが、雨に濡れていなさそうな他の場所のそれも確認するに、いずれもしっとりとしたものでした。
 

 

しかし、ちょっとした風雨でも崩れそうな感じもするのですが、長年、この形状を維持しているとは…

自然というのは摩訶不思議と思えます。

 

次回に続きます。

今日はこんなところです。